解説
今なお、日本のみならず世界中の子供たちに愛され、夢を与え続けているウルトラマン。その生誕30周年を記念して製作された“ウルトラマン・ワンダフルワールド”の1本で、ウルトラマンとしても超宇宙防衛機構の隊員としても半人前の青年が、自らの困難を克服する姿を描いたヒーロー・アクション。監督及び特技監督は『日清カップヌードル』(カンヌ国際CMフェスティバル・グランプリ受賞)や『サントリー/アイス・ジン』など、話題のCMを手がけてきた中島信也。主演はとんねるずのマネージャーの関口正晴。初代『ウルトラマン』に出演していた俳優が多数、特別出演しているのも話題になった。
ユーザーレビュー
「ウルトラマンゼアス」のストーリー
ウルトラマン黄金像の除幕式の日、突然、像が地中深くへ飲み込まれる怪事件が起こった。それに続いて、地球上のあちこちで金が盗まれる事件が続発。ガソリンスタンド“Mydo”の職員を仮の姿としている超宇宙防衛機構の隊員たちは、見習い隊員の朝日を除いた4名で調査に乗り出す。留守番をしながら、早く正式隊員に昇格したいと願う朝日の真の姿は、実は地球をクリーンにする使命をおびてZ95星雲からやって来たウルトラマンゼアスだった。しかし、彼は生来の気の弱さと潔癖症がたたってジレンマに陥っていたのだ。調査の結果、一連の事件は怪獣コッテンポッペの仕業であることがわかった。コッテンポッペを操るベンゼン星人はフォトジャーナリスト・悪神亜久馬に身を窶し、朝日を窮地に追い込むとともに、金エネルギーでパワーアップして、着々と地球支配計画を進めていた。朝日は彼を励ましてくれた星見隊員が子供たちとともにベンゼン星人にさらわれてしまったことを知り、ついに立ち上がる。ゼアスに変身した朝日はコッテンポッペを相手に戦いを繰り広げるが、ベンゼン星人はゼアスにスペシュッシュラ光線を使わせて、コッテンポッペの体に仕込んだ核を爆発させようとしていた。それを知ったゼアスは格闘技で戦いを挑む。潔癖症も克服したゼアスはベンゼン星人に勝利し、無事に地球の平和を守った。
「ウルトラマンゼアス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ウルトラマンゼアス」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1996年3月9日 |
上映時間 | 51分 |
製作会社 | 円谷プロダクション=ソニー・ピクチャーズエンタテインメント=ソニー・ミュージックエンタテインメント=電通作品 |
配給 | 松竹=ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1996年6月上旬特別号 | 日本映画紹介 ウルトラマンゼアス |
1997年1月下旬号 | HOT SHOTS 「ウルトラマン・ゼアス」 |