解説
夏休みに田の草とりに出稼ぎに行ったタカ、太郎の母子と村のこどもたちの“うなぎとり”をめぐる田園情緒ゆたかな児童劇映画で、こどもにもおとなにも深い感銘を与える佳作。
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「うなぎとり」のストーリー
タカは二十歳のとき、夫に戦死された未亡人である。太郎をつれて、峠を越え、村へ出稼ぎにきた。そこでは、こどもたちが、竹で編んだ細長い筒にみみずをいれ、はいったら出られないような仕掛けにして、うなぎをとる。 太郎も仲間にはいりたいが、タカに「わしらはここに働きにきたのだから、みんなと同じにできやせん」とさとされる。ところが或る夜、はげしい雨に川の水が増して、うなぎとりの筒が流されはしないかと心配したタカと太郎は、びしょぬれになって筒をあげてやった。そのおかげで、太郎も仲間にいれてもらえるようになった。 こうしてとったうなぎを金に代えて、一日、こどもたちが海水浴を楽しむ日、そのつきそいにタカが選ばれた。こどもたちは金を出しあって、タカに海水着を買ってやった、どうしても一緒に海にはいれというのだ。 村の草とりが終って、タカ親子が帰る日、こどもたちはいつまでもふたりを見送った、「来年待ってるぞオ!」
「うなぎとり」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「うなぎとり」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1957 |
公開年月日 | 1957年10月1日 |
上映時間 | 48分 |
製作会社 | 歌舞伎座=近代映画協会 |
レイティング | |
カラー/サイズ | モノクロ |
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