さまよう魂たち
さまようたましいたち The Frighteners
解説
悪霊祓いの詐欺師が残虐な死神と対決する姿をSFXを駆使して描いたホラー・コメディ。監督は「ブレインデッド」「乙女の祈り」の鬼才ピーター・ジャクソン。脚本は「乙女の祈り」でもジャクソンと組んだフラン・ウォルシュとの共同。製作はジェイミー・セルカーク(編集も)とジャクソン、製作総指揮は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス。音楽は「ミッション:インポッシブル」のダニー・エルフマン、美術は「乙女の祈り」のグラント・メイジャー。視覚効果監修は「ロジャー・ラビット」「マスク」のウェス・フォード・タカハシ、特殊メイクは「エド・ウッド」のリック・ベイカー。主演は「アメリカン・プレジデント」のマイケル・J・フォックス。共演は「若草物語」のトリニ・アルヴァラード、「グレムリン2」のジョン・アスティン、「フォートレス」のジェフリー・コムズほか。
ユーザーレビュー
「さまよう魂たち」のストーリー
不慮の事故で愛妻アンジェラを失って以来、フランク(マイケル・J・フォックス)は霊とコミュニケーションできるようになった。彼は親しくなった判事(ジョン・アスティン)、サイロス、スチュアートの3人のゴーストとグルになって悪霊祓いの詐欺商売を開始、大金を稼ぐ日々。フェアウォーターという小さな街の女医ルーシー(トリニ・アルヴァラード)はある日、不気味な屋敷で厳格な母親を恐れながら暮らす患者パトリシア(ディー・ウォーレス・ストーン)を往診。彼女はかつてサナトリウムで患者や医師など12人を殺害した看護人のバートレット(ジェイク・ビジー)の恋人で、終身刑を言い渡され、5年後に条件付きで釈放となって以来、世を忍ぶ日々。一方、フランクが仕掛けていないのに超常現象が発生、これを皮切りに、不可解な殺人事件や奇妙な現象が多発。ルーシーの夫レイも急死し、彼の死の直前にひょんなことから知り合いとなったフランクは、超常現象が邪悪な死 神によってひき起こされていることを知る。アンジェラの死を疑うFBI捜査官ミルトン(ジェフリー・コムズ)の執拗な追求をかわしながら、いつしか愛するようになったルーシーを死神から守るため、単身戦いを挑むフランク。死神の正体はバートレットの悪霊で、生前成し得なかった殺人の犠牲者の数の記録を競っていたのだ。敵は手ごわく、フランクはルーシーが研究中の蘇生術を利用して一時的に死亡状態となり、霊魂となって悪霊と戦う。蘇生した彼は廃屋となったサナトリウムへ向かうが、バートレットにとりつかれたパトリシアが猟銃で彼を襲い、巻き添えを食ってミルトンも撃たれて死んだ。だが、3人のゴーストたちの活躍でバートレットとパトリシアも昇天。事件は解決し、フランクとルーシーは結婚。霊の存在を信じなかったミルトンは、皮肉にもゴーストになってさまようことになった。
「さまよう魂たち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「さまよう魂たち」のスペック
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