解説
故郷を捨て希望を求めてアメリカにやってきたキューバ移民たちの別れと出会いを通して、本当の愛とは、家族とはなにかを見つめたドラマ。監督は、日本では先に公開された次作「カーマ・スートラ 愛の教科書」で話題を集めたミラ・ナイール。製作はハーバード在学以来17年間のつきあいで常に彼女の作品をプロデュースしてきた「クイズ・ショウ」のマイケル・ノジックとリディア・ディーン・ピルヒャー、脚本は「若草物語」のロビン・スウィコード、撮影は「ピアノ・レッスン」のスチュアート・ドライバー、音楽は「フォレスト・ガンプ/一期一会」のアラン・シルヴェストリ、美術はマーク・フリードバーグ、編集はロバート・エストリン、衣裳は「カーマ・スートラ」でもナイールと組んだエデゥアルド・カストロ。主演は「オンリー・ユー」のマリサ・トメイと「ハイダウェイ」のアルフレッド・モリーナ。共演は「アダムス・ファミリー2」のアンジェリカ・ヒューストン、「悪魔のような女」のチャズ・パルミンテリほか。
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「太陽に抱かれて」のストーリー
政治犯として20年間キューバの監獄にいたファン(アルフレッド・モリーナ)は、離れ離れになった妻カルメラ(アンジェリカ・ヒューストン)と娘(トリーニ・アルバラード)に会うためにマイアミ行きの船に乗った。船には自由な暮らしを夢見る陽気なドッティ(マリサ・トメイ)がいた。マイアミに着くと、二人は同じペレス姓だったため夫婦として移民局に登録され、ファンを探しに来たカルメラの弟アンヘル(ディエゴ・ワルラフ)は彼を見つけ出すことができなかった。20年間ファンを待ち続けたカルメラは悲嘆にくれながらも不思議な解放感を味わう。一方、自由の身になるには後見人が必要で家族が多い方が優先されると知ったドッティは口のきけない老人と身寄りのない少年を家族として登録し、教会にペレス一家として迎えられた。街頭で花を売って生計を立て始めたファンは前向きに生きるドッティにいつしか魅かれていく。監獄生活で痩せ衰え髭だらけになったファンをアンヘルは見分けられなかったが、恋人のフラーヴィア(アンジェラ・ランザ)は本人と知ってカルメラとテレサに会わせようと画策する。フェスティバルの夜、再会を果たした二人は戸惑いを隠せず20年という年月が奪い去ったものの大きさをかみしめていた。そんな二人を見てドッティは寂しそうに去って行く。翌日再び街頭に立つドッティの後ろにファンが立っていた。
「太陽に抱かれて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「太陽に抱かれて」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1995 |
公開年月日 | 1997年5月31日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | サミュエル・ゴールドウィン・カンパニー作品 |
配給 | カルチュア・パブリッシャーズ |
レイティング |
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