解説
動物の言葉が分かる医者とユニークな動物たちが繰り広げるコメディ。原作はヒュー・ロフティングの名作小説で、「ドリトル先生不思議な旅」(67、リチャード・フライシャー監督)など映画化もあったが、本作では90年代風にアレンジ。監督は「プライベート・パーツ」のベティ・トーマス。脚本は「天使の贈りもの」のナット・モールディンとラリー・レビン。製作は「デイライト」のジョン・デイヴィスとデイヴィッド・T・フレンドリー、「マーキュリー・ライジング」のジョセフ・M・シンガー。製作総指揮は「暴走機関車」のスー・バーデン・パウエルと、テレビ映画でキャリアを持つジェンノ・トッピング。撮影は「ティン・カップ」のラッセル・ボイド。音楽は「ザ・チェイス」のリチャード・ギブス。美術は「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」のウィリアム・エリオット。衣裳は「青いドレスの女」のシャレン・デイヴィス。SFX監修は「マスク」のジョン・ファーハット。アニマトロニック・クリーチャーはジム・ヘンソンのクリーチャー・ショップが担当。出演は「ネゴシエーター」のエディ・マーフィ、「マルコムX」のオシー・デイヴィス、「あなたが寝てる間に…」のピーター・ボイルほか。
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「ドクター・ドリトル(1998)」のストーリー
ジョン・ドリトルは少年時代、動物と話ができる不思議な能力を持っていた。だが、父親のアーチャー(オシー・デイヴィス)は異常だと心配し、悪魔払いまで呼んだうえ、ジョンから動物を遠ざけた。以来、彼は動物と話すことをやめていた。成人したジョン(エディ・マーフィ)は成功した医者で、美しい妻リサ(クリスティ・ウィルソン)、二人の娘マヤ(カイラ・プラット)、シャーリース(レーベン=シモーネ)と幸せに暮らしている。マヤは幼い時のジョンと同じで動物好きの内気な子供だが、ジョンは「友達を作れ」と冷たかった。ある日、ふとしたことで、ジョンに昔の能力が蘇る。再び動物たちの声が聞こえるようになったのだ。噂はたちまち動物界に広まり、ジョンの家にはアヒルやヤギ、馬などが診察を求めにやってくる。ついには自殺願望のサーカスのトラを説得するハメになる。だが、動物と話をするジョンを見て、同僚たちは彼を精神病院に送る。一時は動物と話すことをやめて社会復帰したジョンだが、病気で危機に瀕しているトラを見かね、病院に連れ込む。病院の買収話を進める現実主義の同僚はジョンを阻止しようとするが、動物たちがジョンを応援。リサはジョンの言葉を疑うが、「本当に話せたのだ、自分が間違っていた」とアーチャーに諭される。難しい脳の手術に成功し、トラを救ったジョンに、人々は拍手を送る。娘のマヤとも和解し、医者としての生きがいも取り戻すのだった。
「ドクター・ドリトル(1998)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ドクター・ドリトル(1998)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1998 |
公開年月日 | 1998年12月19日 |
上映時間 | 84分 |
製作会社 | デイヴィス・エンターテインメント・カンパニー=ジョセフ・M・シンガー・エンターテインメント作品 |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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