雨上がりの駅で
あめあがりのえきで Compagna di Viaggio- 上映日
- 1998年9月19日
- 製作国
- イタリア
- 制作年
- 1996
- 上映時間
- 104分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
自由奔放に生きる19歳の少女が、アルツハイマー症である老教授との奇妙な旅の道連れになることによって、心の成長を遂げていく様を描く人間ドラマ。監督は「エトワール」のピーター・デル・モンテ。製作はエンツォ・ポルチェッリ。モンテとマリオ・フルツナートの原案を、モンテ自身がグーロリア・マラテスタとクラウディア・スバリジャとの共同で脚色。撮影は「親愛なる日記」のジュゼッペ・ランチ。音楽はダリオ・ルカントーニ。出演は「スタンダール・シンドローム」「トラウマ 鮮血の叫び」など、実父ダリオ・アルジェント監督のホラー作品の常連であるアーシア・アルジェント。共演は「百一夜」のミシェル・ピコリほか。
ユーザーレビュー
「雨上がりの駅で」のストーリー
ローマに住む19歳の少女コラ(アーシア・アルジェント)は、定職にもつかず、恋人を次々変え、友人宅を泊り歩く自由きままな毎日を送っている。ある日、アルバイト先の夫人アダ(シルヴィア・コーエン)から、放浪癖のあるアルツハイマー症の父親コジモ(ミシェル・ピコリ)を迷子にならないように尾行してほしい、と依頼される。元大学教授のコジモは今でも大学に通い、そこからバスに乗って、ローマ近郊を彷徨する。コラは苦労しながらも尾行を続ける。そんな日々が続く中、ある日コジモは突然列車に乗り込んでしまう。仕方なく追いかけて同じ列車に乗るコラ。尾行は予期せぬ小旅行になってしまうが、さらにコジモは泊まったホテルを急に変更して飛び出したり、何時間も浜辺に腰を降ろしたりと、ますます予期せぬ行動をとることに。行く先々でコラはアルバイト先の女性に連絡をとるが、面倒くさくなった彼女は、コジモを放り出して帰ることにした。ローマへ帰る途中、コラは田舎の兄を訪ねて寄り道をするが、駅でばったりコジモと再会。仕方なくローマまで一緒に連れて帰ろうとするが、どうしてもうまくいかない。聞けば、コジモは昔の恋人に会いにチェラルバまで行くという。結局、コラはあきらめて最後まで付き合うことにする。コラとコジモの旅が始まった。コジモは相変わらずおかしな行動をとり、野宿するはめになったりもするが、道中でコジモと親交を深めたコラは、以前ほど腹を立てることができない。しかし、インテリア展示場に迷い込んだコジモが、そこをホテルだと勘違い。彼が自分のことすら忘れてしまったのを知ったコラは絶望し、コジモをほうり出して、行きずりの家具セールスの男と肉体を交わしてしまった。しかし、かえって自分が惨めになったコラは、川へ身を投げ自殺を図るのだった。幸い、陶器工場の女工たちに助けられたコラは一命を取りとめたが、駅へ送ってもらっても、ローマへ帰る気がしない。駅の待ち合い室で一夜を過ごしていると、そこへコジモが再び現れた。
「雨上がりの駅で」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「雨上がりの駅で」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1998年9月19日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | アリア・フィルム=イスティルト・ルーチェ作品 |
配給 | アルシネテラン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
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