解説
1980年代の中国における社会の変貌と若者たちの歩みを描いた青春映画。監督・脚本は「一瞬の夢」のジャ・ジャンクー。出演は「一瞬の夢」のワン・ホンウェイほか。2000年ベネチア国際映画祭最優秀アジア映画賞、同年ナント三大陸映画祭グランプリ、監督賞、2001年ブエノスアイレス国際映画祭グランプリ受賞。
ユーザーレビュー
「プラットホーム」のストーリー
1979年、中国山西省の小さな田舎町。ミンリャン(ワン・ホンウェイ)ら幼なじみ4人は文化劇団で活動し、いつも一緒の時間を過ごしていた。チャンジュン(リャン・チントン)とチョンピン(ヤン・ティェンイー)の二人は親公認の仲であるが、ミンリャンとルイジュエン(チャオ・タオ)は恋人とはいえない曖昧な仲。チャンジュンは親戚のいる広州へ旅立ち、やがてサングラスをかけラジカセを持って町へ戻ってくる。ミンリャンはルイジュエンとの仲をはっきりさせようとするが、ふられてしまう。一方、チャンジュンの子供をみごもってしまったチョンピンは中絶。80年代半ば、自由化の波が押し寄せ、劇団への補助金が打ち切られると共に4人の関係も不安定になり、ルイジュエンの他は旅回りに加わる。80年代後半、ミンリャンとチャンジュンらはロック・バンドを結成して活動。しかし89年の天安門事件の頃になると、彼らの音楽は流行に乗り遅れはじめ、解散して町へ戻る。そして91年、煙草を片手に寝そべっているミンリャンの傍らに、ルイジュエンが赤ちゃんを抱きかかえて立っているのだった。
「プラットホーム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プラットホーム」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 香港 日本 フランス |
製作年 | 2000 |
公開年月日 | 2001年12月1日 |
上映時間 | 151分 |
製作会社 | オフィス北野=ティー・マーク=胡同制作 |
配給 | ビターズ・エンド(バンダイビジュアル=オフィス北野 提供) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.bitters.co.jp/platform/ |
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