解説
月の民の地球帰還を巡って繰り広げられる戦いに立ち向かう少年少女たちの姿を描いたTVシリーズ全50話を、2部構成に再構築した長篇アニメーションの前篇。総監督は「ガンダム新体験 ―0087―GREEN DRIVERS」の富野由悠季。矢立肇と富野監督による原作を基に、「ゲゲゲの鬼太郎 大海獣」の星山博之、『闇の司法官 ジャッジ』の千葉克彦、高山治郎、浅川美也、高橋哲子、『ウルトラセブン 約束の果て』の太田愛が共同で脚色。撮影監督に「COWBOY BEBOP 天国の扉」の大神洋一があたっている。声の出演に、「デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲」の朴[王路]美と「金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー」の高橋理恵子ら。尚、本作は日本初の試みとなる、日替わりで前後篇を上映するサイマル・ロードショウ方式で公開された。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「∀ガンダム I 地球光」のストーリー
黒歴史=地球が一度埋葬された時、その再生を待つべく月へ一時移住した月の民ムーンレィスの少年・ロランは、フラン、キースと共にモビルスーツフラットでその時を迎えた地球に先発調査隊として降り立ち、産業革命真っ直中のアメリア大陸ビシニティの鉱山主・ハイム家で働くこととなった。2年後、彼がハイム家の次女・ソシエと成人式に出席した夜、月の軍隊ディアナ・カウンターが地球帰還作戦を開始し、地球の自警軍ミリシャとの間で戦争を始めた。そしてその攻撃に呼応するかのように、成人式の神像ホワイトドールの中から、黒歴史の遺産である巨大な機械人形∀ガンダムが出現。ロランは、導かれるままそのパイロットとなって地球側に立ち、ディアナ・カウンターと戦うことになってしまう。それから暫くして、月の女王・ディアナが地球にやって来た。ある日、ほんのいたずら心で自分に瓜二つのソシエの姉・キエルと入れ替わることを思いついた彼女。しかし、そのことによってディアナとキエルは地球に月の民の国を作るのではなく、ふたつが共存していく道を探すようになるのだった。だが、彼女たちの想いは人民には届かず、ロストマウンテンで発見された核爆弾を巡って愚かな戦いが展開され、∀ガンダムを操縦する腕を磨いたロランの活躍も空しく核爆弾は爆発してしまう。その衝撃のあまりの凄さにショックを受けるロランやディアナたち。人々は、再び黒歴史を繰り返してしまうのだろうか。
「∀ガンダム I 地球光」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「∀ガンダム I 地球光」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | SF |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年2月9日 |
上映時間 | 129分 |
製作会社 | サンライズ(製作協力 バンダイビジュアル/企画 サンライズ/制作協力 フジテレビ=創通エージェンシー) |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | ドルビーSRD |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年2月下旬決算特別号 | NEW CINEMA RUSH 新作紹介 ∀ガンダム |
2002年3月上旬号 | 特別企画 「∀(ターンエー)ガンダム」にみる『映像の原則』 (映画公開&著書発売記念)富野由悠季 ロングインタビュー |
2002年11月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 ∀ガンダム1 地球光 |