解説
誤爆テロをやってしまった女教師と、刑務官の青年の運命的なラヴ・ストーリー。監督は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。製作は「リプリー」などの監督として知られるアンソニー・ミンゲラほか。脚本は「トリコロール」3部作などの故クシシュトフ・キェシロフスキ(遺稿)とクシシュトフ・ピエシェヴィッチ。撮影は「ラン・ローラ・ラン」のフランク・グリーベ。音楽は「愛の世紀」のアルヴォ・ペルト。美術は「es」のウーリ・ハニシュ。編集は「ラン・ローラ・ラン」のマチルド・ボンフォイ。出演は「ギフト」「ロード・オブ・ザ・リング」のケイト・ブランシェット、「ギフト」のジョヴァンニ・リビージ、「女優マルキーズ」のレモ・ジローネ、「恋の骨折り損」のステファニア・ロッカ、「金色の嘘」のマッティア・スブラジアほか。
ユーザーレビュー
「ヘヴン」のストーリー
イタリアの街トリノ。29歳の英語教師フィリッパ(ケイト・ブランシェット)は、夫や生徒を死に誘った麻薬売人に復讐しようと高層ビルのオフィスに爆弾を仕掛けるが、計画は失敗し、罪なき4人の市民を死なせてしまう。その事実を尋問中に知らされたフィリッパは、罪悪感で失神。その時、彼女の手を優しく握ったのが、21歳の刑務官フィリッポ(ジョヴァンニ・リビージ)だった。フィリッパに恋してしまった彼は、やがて彼女を逃がすことを考え始める。フィリッパは麻薬売人を処刑したい気持ちから、フィリッポの立てた計画に乗る。そして2人は刑務所を脱出。麻薬売人の処刑を遂げる。その後、トスカーナへと向かう2人。彼と彼女は、偶然にも誕生日が同じであることや似た名前であることを知り、愛を深めていく。だが逮捕されるのは時間の問題。やがて2人は、追ってきた警察のヘリコプターを奪い、そのまま上昇して空に吸い込まれていくのだった。
「ヘヴン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ヘヴン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | アメリカ ドイツ イギリス フランス |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2003年3月8日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | ミラマックス・フィルムズ=Xフィルムズ・クリエイティヴ・プール(ミラマックス・インターナショナル 提供) |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.heaven-movie.com/ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2003年3月上旬号 |
特集 「ヘヴン」 作品評 特集 「ヘヴン」 トム・ティクヴァ インタビュー 特集 「ヘヴン」 キェシロフスキ論 特集 「ヘヴン」 キェシロフスキ・コレクション |
2003年5月上旬特別号 |
劇場公開映画批評 ヘヴン 日本映画紹介/外国映画紹介 ヘヴン |