解説
ひとりの美人モデルを巡って繰り広げられる画家たちの愛の葛藤を描いた文芸ロマン。監督は「極道の妻たち 地獄の道づれ」の関本郁夫。団鬼六の原作を基に、「乙女物語 あぶないシックスティーン」の秋山豊と関本監督が共同で脚色。撮影を「DRUG ドラッグ」の佐々木原保志が担当している。主演は、「F」の熊川哲也と「ジューンブライド 6月19日の花嫁」の渋谷亜希、「荒ぶる魂たち」の竹中直人。竹久夢二生誕百二十周年記念作品。
ユーザーレビュー
「およう」のストーリー
大正6年。美術学校の裸婦モデルをしていた兼代に惚れ込み、彼女と同棲するようになった責め絵師の伊藤晴雨。しかし3年後、彼は叙情派美人画家の竹久夢二に彼女を奪われる。そして、夢二のモデルとなり“お葉”と言う名を与えられた兼代は、最愛の恋人・彦乃を失って打ちひしがれていた彼に再び絵筆を持つ気力を与え、彼の才能を開花させていくのだった。だがやがて、夢二の奔放な女性遍歴や放浪癖、彼との間に生まれた息子の死に対する惨い仕打ちに耐えられなくなったお葉は、夢二との別れを決意、家を飛び出してしまう。一方、お葉を失って初めて彼女への愛を痛感した夢二は、晴雨に頭を下げ、お葉を捜してくれるよう懇願する。ところが、そんな夢二に同情した晴雨がお葉を捜し出し説得を試みるも、その後、お葉が夢二の元に帰ることはなかった……。
「およう」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「およう」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 文芸 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2002年5月11日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | 「およう」制作委員会(衛生劇場=シネマジック=エムアウト=大洋図書=真奈ミュージックカンパニー=メディアエキスプレス=ヒット出版社=ティーアイネット=朋栄)(制作 関本プロダクション=シネマジック) |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | DTS |
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2003年7月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 およう |