解説
チューンナップを施したスポーツカーを操り、ストリート・レース・バトルに闘志を燃やす若者たちの青春を描く異色のカー・アクション・エンタテインメント。1995年に『ヤングマガジン』で連載されるやいなや、若者を中心に人気爆発し、コミックの総売り上げ部数は3900万部、日本国内だけでなく、全米大ヒットの「ワイルド・スピード」シリーズなどにも多大な影響を与えたレーシングコミックの金字塔『頭文字〈イニシャル〉D』。舞台や登場人物などの基本設定をそのままに「インファナル・アフェア」のスタッフ・キャスト陣での完全実写映画化である。監督は、「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ&アラン・マック。台湾の人気N.o1 アーティスト、ジェイ・チョウが主人公・拓海を演じる。
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「頭文字D THE MOVIE」のストーリー
“藤原とうふ店”を営む父・文太(アンソニー・ウォン)とふたり暮らしをする、藤原拓海(ジェイ・チョウ)。友人の樹(チャップマン・トウ)と一緒にガソリンスタンドでアルバイトをし、自分の車を買うことを夢みる普通の高校生だ。しかし、毎日水に浸された豆腐を、父のハチロク(AE86)に乗せ、それを迅速に、そして正確に配達することで、完璧なドライビング・テクニックをモノにしていた。それもそのはず。父・文太は過去に、秋名最速の走り屋と言われた伝説の男。つまり、拓海は知らぬ間に父の英才教育を受けていたのだ。ある日、チーム「妙義山ナイトキッズ」のリーダー、中里毅(ショーン・ユー)が、拓海と樹が働くスタンドにやってきた。中里の挑戦を威勢良く受けた樹は、拓海を助手席に乗せてバトルに挑むが、あえなく惨敗に終わる。だが、その晩、中里は峠で信じられないドライビング・テクニックを見せるハチロクに遭遇する。一方、拓海は、幼なじみで高校のアイドル的存在のなつき(鈴木杏)から海へデートに誘われ、喜びを隠し切れない。だがなつきは、メルセデス・ベンツに乗った謎の男性と援助交際しているという、拓海には見せない別の顔を持っていた。そんなとき、チーム「赤城レッドサンズ」のリーダー。高橋涼介(エディソン・チャン)が文太の前に現れ、彼にバトルを申し込む。文太は、なつきとのデートにハチロクを貸し出すことと引き換えに、拓海にバトルを受けさせる。涼介の代わりに勝負を買って出た中里のR32を相手に、堂々の勝利を収める拓海のハチロク。拓海の才能に惚れ込んだ涼介は彼にバトルを挑むが、拓海は勝負に興味はなかった。突然、自分を見る目が変わった樹に、峠でドライビング・テクニックを教える拓海。そこで、チーム「エンペラー」のナンバー2、岩城清次(リュウ・ケンホン)にバトルを挑まれるが、拓海のテクニックにかなうわけがなかった。だが、これを機に岩城はリベンジに燃え、仲間でリーダーである須藤京一(ジョーダン・チャン)を雇い、ふたたび拓海に勝負を挑む。須藤とのバトルで、初めての敗北感を味わった拓海。文太の手によって秘かにチューンアップされたハチロクで、彼は京一にリベンジを挑むことができるのか? そして、もうひとつの顔を知ってしまったなつきとの初恋の行方は?
「頭文字D THE MOVIE」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「頭文字D THE MOVIE」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 香港 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2005年9月17日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | エイベックス=ベーシック・ピクチャーズ=メディア・アジア・グループ |
配給 | ギャガ |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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