解説
シングルマザーの女性が引っ越し先のアパートで直面する恐怖を描くホラー・ドラマ。鈴木光司原作、中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」のリメイク。監督は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。脚本は「フロム・ヘル」のラファエル・イグレシアス。撮影は「ドット・ジ・アイ」のアフォンソ・ベアト。音楽は「ロング・エンゲージメント」のアンジェロ・バダラメンティ。美術は「ドア・イン・ザ・フロア」のテレーズ・デプレス。編集は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のダニエル・レゼンデ。衣裳は「アメリカン・スプレンダー」のマイケル・ウィルキンソン。出演は「ハルク」のジェニファー・コネリー、『隣のリッチマン』(V)のアリエル・ゲイド、「アビエイター」のジョン・C・ライリー、「ヤング・ブラッド」のティム・ロス、「微笑みに出逢う街角」のピート・ポスルスウェイト、「エニグマ」のダグレイ・スコットほか。
ユーザーレビュー
「ダーク・ウォーター」のストーリー
ニューヨーク。離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)と夫カイル(ダグレイ・スコット)は、彼らの娘セシリア(アリエル・ゲイド)の親権を争っている。雨模様の中、シングルマザーとなったダリアは、セシリアを連れて家賃の安いルーズベルト島に向かう。不動産業者のマレー(ジョン・C・ライリー)が案内したのは、古びたアパートの9階にある湿っぽい一室だった。不気味に思いながらも、引っ越しを決めた母娘だったが、部屋の天井の染みから黒い水が滴り落ちるような状況。管理人のヴェック(ピート・ポスルスウェイト)やマレーにたびたび修理を依頼するが、一向に埒があかない。やがて偏頭痛に悩まされるようになるダリアは、日に日に鎮痛剤の服用が増え、周囲では奇怪なことが次々と起こり始める。セシリアは、ナターシャという想像上の友だちと喋るようになる。ナターシャの元々の正体は、アパートの屋上の給水塔の中に落ちて死んだ、上の階に住んでいた少女だった。ヴェックは彼女の死体を放ったらかしにしていたのだ。そしてナターシャの亡霊は、ダリアに自分の母親になるように迫り、それを約束してしまったダリアは死に至る。3週間後。そのアパートから荷物を運びだす父カイルと娘セシリア。そしてセシリアは、エレベーターの中で亡きダリアの幻影を感じるのだった。
「ダーク・ウォーター」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ダーク・ウォーター」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ホラー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2005年11月12日 |
上映時間 | 105分 |
製作会社 | パン・デモニウム=ヴェルティゴ・エンタテインメント |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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