解説
家族の平和を守るために犯罪に走った少年の心理を描く青春サスペンス。監督は「魔性の夏 四谷怪談より」の蜷川幸雄。貴志祐介の同名小説を基に、蜷川監督と宮脇卓也が共同で脚色。撮影を「サトラレ」の藤石修が担当している。主演は「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」の二宮和也。
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「青の炎」のストーリー
17歳、高校生の秀一(二宮和也)には、殺したい男がいた。10日前から家に居座り、母・友子と妹・遥香との平和な暮らしを乱す、元継父の曾根(山本寛斎)だ。警察や法律が自分たち家族を守ってくれないと悟った秀一は、自らの手で曾根を殺す決意を固める。インターネットの裏サイトや医学書を調べて完全犯罪のシナリオを練った秀一は、計画を実行する。警察は、曾根を病死と判断。ガールフレンドの紀子(松浦亜弥)にかすかな不信感を抱かれた以外は、秀一の計画は完璧なはずだった……が、登校拒否のクラスメイト・石岡に秘密を知られてしまい、強請られる。そんな石岡に、秀一はバイト先のコンビニへの偽の強盗計画を持ちかける。押し入った石岡を、秀一は正当防衛を装って殺害。しかし、秀一の行動に疑問を抱いた山本刑事に鋭く追及され、追い詰められた秀一は、すべてを自供することを山本に約束する。自分が逮捕されたら、家族はマスコミ報道にさらされ、社会の偏見にさらされるのは必至だった。秀一は紀子に別れを告げた後、愛車・ロードレーサーと共にトラックに突っ込んでいく。
「青の炎」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「青の炎」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2003 |
公開年月日 | 2003年3月15日 |
上映時間 | 116分 |
製作会社 | 「青の炎」製作委員会(角川書店=アスミック・エース エンタテインメント=ジェイ・ストーム=東宝=博報堂=東芝=アップフロントグループ)(制作 トスカドメイン) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSR |
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