解説
-
【DVD】クライング・フィスト 泣拳 デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)
-
【DVD】クライング・フィスト 泣拳 デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
映画を観る前にスチールを見て、ボクシング映画であると知った。ボクシング映画はあまり見ないようにしている。それは、ストーリーが作りやすく最後に感動が見えるからだ。この映画もその通りの映画で、製作側の期待通りに面白く観た。私が知らないだかかもしれないが、ボクシングの韓国映画というのは初めてである。
映画を観ながら、寺山修司が観たらどういう感想だったかなあ、思った。寺山は競馬とボクシングが好きで、自ら「ボクサー」と言う映画を監督している。また「あゝ、荒野」の原作も寺山となっている。ちなみに私は1977年の邦画のベストワンを山田洋次の「幸せの黄色いハンカチ」より寺山の「ボクサー」を押していた(見直したら意外とチープだったけど)。彼が競馬とボクシングが好きなのは、そのバックにあるストーリーが好きだからだ(主観)。
主人公の一人カン・テシクはかつてアジア大会で銀メダルを取った40歳になる元ボクサー。今は失業して大道で殴られ屋をやって糊口をしのいでいる。一方のもう一人の主人公ユ・サンファンは傷害で少年院?に入り、そこでボクシングを覚え退所するためにチャンピオンを目指す。この二人が対戦するんだけど、カンとユの体をみると、これ階級が違うんじゃない?と思ってしまう。でも映画では両方とも65キロ台にしている。階級で言うとウェルター級の様だ。試合でのカメラは面白かった。ただ、本当のボクシングはあんなに手数は出ないと思うけど。
終盤はどちらが勝ってもああいう展開になると判っていて、想像通りのエンドとなっていく。やっぱり思った通りのボクシング映画となり、想像以上、あるいは想像外の展開にはならなかった。
「クライング・フィスト」のストーリー
「クライング・フィスト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「クライング・フィスト」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2006年4月15日 |
上映時間 | 120分 |
製作会社 | シーオーフィルム=ブラボー・エンタテインメント |
配給 | 東芝エンタテインメント |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2006年6月上旬号 | 劇場公開映画批評 クライング・フィスト |
2006年10月上旬特別号 | DVDコレクション 第282回 「クライング・フィスト 泣拳」 |