解説
香港最大の裏組織で行われる会長選挙。候補者をめぐっての内部抗争をスリリングに描くアクション。監督は、「ザ・ミッション/非情の掟」「PTU」のジョニー・トー。主演は「PTU」「トゥームレイダー2」のサイモン・ヤムと、「愛人/ラマン」「美しい夜、残酷な朝」のレオン・カーファイ。
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「エレクション」のストーリー
香港で最大の組織<和連勝会>では上級幹部によって新しい会長を選ぶ選挙が行われていた。今回の候補は二人。ロク(サイモン・ヤム)とディー(レオン・カーファイ)だ。選挙の裏ではさまざまな策略がめぐらされていた。そして選挙の結果、選ばれたのはロクだった。ディーは、この知らせを耳にするとすぐさま報復に出た。現会長のチョイガイに向かって、会長に選ばれたものだけが手にできる<竜頭棍>をロクに渡すな、と脅したのだ。言うなりになったチョイガイだったが、混乱を怖れ、<竜頭棍>を中国本土・広州に運ばせてしまう。その頃、香港警察のホイ警視は組織犯罪の名目で、<和連勝会>の幹部を片っ端から逮捕していく。幹部たちは塀の中でもおとなしくしているわけがなかった。ロクは部下のアウを使って密かに<竜頭棍>を探させ、ディー側も塀の外の妻が捜索に動き出していた。広州ではそれぞれのボスの命令で部下が<竜頭棍>を追いかけたが、お互いが敵なのか味方なのかさえ、わからない。ようやく<竜頭棍>は広州から香港まで到着する。そして怒り狂ったディーは、「自分の力で何とかしてみせる! “新和連勝会”だ!」と宣戦布告。そんな中、前会長のチョイガイが万策尽きてついに自殺してしまう。ロク会長時代の幕開けは目前となった。様々な謀略の結果<竜頭棍>はロクに渡った。そしてロクは最後に釈放されたディーの説得にあたることになった。ディーに協力を求めるロク。そして言った「次の会長選でお前を支持する」と。こうして、新生・<和連勝会>が誕生した。かつての対立を忘れたかのように、ディーもロクとがっちり手を組んで、縄張りを拡大するために協力を惜しまない。内部が安泰したことで、組織の基盤はゆるぎないものになったかに見えた。しかし運命の悲劇は、さらなる幕を開けようとしていた……。
「エレクション」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「エレクション」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 香港 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2007年1月20日 |
上映時間 | 101分 |
配給 | 東京テアトル=ツイン |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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2007年3月上旬号 | 劇場公開映画批評 エレクション |