解説
男が女になり、古代叙事詩を再現するクーヴァガムの祭は、実在する南インドの女装フェスティバル。映画はその祭の模様を活写しながら、性同一性障害の問題を少女の視点から描いていく。監督はインドの撮影監督サントーシュ・シヴァン。
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ユーザーレビュー
「ナヴァラサ」のストーリー
南インド、チェンナイ(マドラス)に住むシュエータ(シュエータ)は13歳。初潮を迎えたシュエータは、大人になった自分を素直に認めることができないでいる。そんなある日、シュエータは叔父ガウタム(クシュブー)が女性の装身具を隠し持って外出するところを目撃する。不審に思い跡をつけると、ガウタムはある家で着飾った女性に変貌していた。ショックを受けたシュエータは、帰宅したガウタムを詰問する。ガウタムは、自分の心は女だと告げる。そしてまもなく始まるクーヴァガムの祭で、アラヴァンの花嫁になり、女として生きることを決意したと言うのだ。折りしも両親は親戚の婚礼で不在。旅立ったガウタムをシュエータは追う。シュエータにとってガウタムの言葉は全く理解できないものだった。叔父を正常に戻すために、連れ帰って医者に見せることしか頭にない。しかしクーヴァガムへの道は、このインド最大のゲイ・フェスティバルに参加するためにインド中から参集するヒジュラ(インド各地で古来からコミュニティを作るサード・ジェンダー)たちが大勢いて、シュエータを困惑させる。そんな中、ムンバイからやって来てタミル語がわからないボビー・ダーリン(ボビー・ダーリン)が、英語のできるシュエータを頼ってついてくる。反発していたシュエータだが、次第にボビーに心を開く。そしてボビーの身の上話を聞いたシュエータは、叔父のような人間は決して珍しくないこと、そして一様に周囲の無理解のために苦難の人生を送っていることを知る。シュエータは叔父を探し出そうと、祭の参加者がひしめくヴィルプラムの町をさまよい、全く知らなかった世界を垣間見る。翌日、クーヴァガムの祭が始まった。そしてついにシュエータは、未亡人となった叔父ガウタムと再会する。シュエータは、女として新たな人生を歩もうとするガウタムに、パパに叔父さんのことを認めさせるからと、一緒に家に帰ることを承諾させる。
「ナヴァラサ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ナヴァラサ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | インド |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2007年3月17日 |
上映時間 | 99分 |
配給 | オフィスサンマルサン |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |