低開発の記憶 メモリアス
ていかいはつのきおくめもりあす MEmorias Del Subdesarrollo/Memories of Underdevelopment/Inconsolable Memories- 上映日
- 2007年5月26日
- 製作国
- キューバ
- 制作年
- 1968
- 上映時間
- 97分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 社会派
解説
1961年、キューバ革命後のハバナで、ブルジョワ青年の孤独を描く社会派映画。1968年に製作されて以降、世界で上映されてきたラテンアメリカの名作。監督はキューバ映画で初めてアカデミー賞(外国映画賞)にノミネートされた「苺とチョコレート」(93年)の巨匠トマス・グティエレス・アレア。
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「低開発の記憶 メモリアス」のストーリー
1961年、ハバナ。カストロが社会主義を宣言したことにより、多くのキューバ人資産家が、次々とアメリカに亡命していった。ブルジョア階級のセルヒオ(セルヒオ・カモーナ・メンドーヨ)は、ハバナにひとり残る決断をする。煩わしい妻や家族から解放され、念願の小説を書くためだ。家賃収入のあるセルヒオは、働く必要もなく高層マンションから望遠鏡で街を眺めながら、「何も変わっていない」ことを確認しつつ、以前と同じように街を歩き、女性に声をかける。しかし、街と人々は、少しずつ変化していた。そんな中、女優志望の美しい娘エレーナ(デイジー・グラナドス)と知り合う。エレーナと関係を持ち、元妻と同じようにヨーロッパ的雰囲気や教養を身につけさせようとするが、エレーナもまた、『低開発』な女性だとわかり、彼女を避けるようになる。次第に物がなくなり、幼なじみが住んでいた豪邸が国のものとなり、通っていた学校は軍の持ち物となる中で、これから自分の崩壊も始まることに気づく。自分を避けるセルヒオに業をにやしたエレーナは、家族にセルヒオに弄ばれたと言い、セルヒオを未成年への強姦罪で訴える。セルヒオは裁判に勝っても、気持ちは晴れない。そして、1962年、10月。当時のアメリカ大統領ケネディは、演説で、「キューバへ向かう船舶の臨検を行う」ことを宣言する。カストロが「祖国か死か」と演説し、街中には、<武器をとれ>のポスターが。セルヒオは、広いマンションの中で、なすすべもなく部屋を歩き回る。外では、新たな制裁にでようとするアメリカを迎え撃つ準備を着々と進めていた……。
「低開発の記憶 メモリアス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「低開発の記憶 メモリアス」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | キューバ |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 2007年5月26日 |
上映時間 | 97分 |
配給 | Action Inc. |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | モノクロ/ビスタ |