解説
生きることに希望を見い出せない男女が、わずかな時間の触れ合いを通して、次第に愛と救いを得ていくラブ・ストーリー。韓国で多くの文学賞を受賞しているベストセラー女流作家コン・ジヨンの同名小説の映画化。監督は、「力道山」のソン・ヘソン。主人公の死刑囚を演じるのは、「オオカミの誘惑」のカン・ドンウォン。
ユーザーレビュー
「私たちの幸せな時間」のストーリー
三度目の自殺未遂を起こしたユジョン(イ・ナヨン)は、ある日、シスターの伯母に連れられ、刑務所へとやってくる。昔、歌手をしていたユジョンの歌を、聴きたがっている男がいるというのだ。刑務所の面会部屋にいた男に、ユジョンは不快な印象を受ける。その男の名は、ユンス(カン・ドンウォン)。三人の人間を殺した死刑囚だ。ユンスの弟は、ユジョンの歌を聴きながら死んでいったのである。ユンスを見据えて、問いつめるように話すユジョンの姿は、ユンスの興味を惹く。それまでユンスの元を訪れる面会人は、同情の視線を送るばかりだった。だが、ユジョンは違う。ユンスは、ユジョンと自分がどこか似ていると感じる。こうして二人は、毎週一度、木曜日の十時からのわずかな時間に、会話を重ねていった。ユジョンも、だんだんと心を開き、二人はそれぞれ心に秘めた秘密を告白する。それは、二人が生きる希望を失った理由だった。お互いに傷を見せ合い、慰め合ったことで二人の間には、愛と、生きることへの希望が生まれる。いつしか、週に一回の面会が二人にとって最も幸せな時間となり、死を求める心はあとかたもなく消え去った。この幸せな時間が少しでも長く続けばいい……。しかし、その願いは、叶うはずもなく、残された時間はわずかしかなかった。
「私たちの幸せな時間」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「私たちの幸せな時間」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年7月14日 |
上映時間 | 124分 |
製作会社 | LJフィルム=サンサンフィルム |
配給 | デスペラード |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |