解説
ジョン・ウォーターズが1987年に監督したオリジナルが、ブロードウェイでミュージカル化されてトニー賞で作品賞など8部門を受賞。さらにそれを映画化したのが本作。監督は、ダンサーや振付家として知られ、「ウエディング・プランナー」で監督デビューも果たしたアダム・シャンクマン。主演のトレーシーはニッキー・ブロンスキーが抜擢され、母親役を「グリース」以来のミュージカル出演となるジョン・トラヴェルタが女装して演じている。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ヘアスプレー」のストーリー
60年代のボルチモア。ハイスクールに通うトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)の夢は、人気番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演して踊ること。でも現実は、ランドリー店で働く母エドナ(ジョン・トラヴォルタ)とオモチャ屋で店番する父ウィルバー(クリストファー・ウォーケン)に囲まれて、親友のペニー(アマンダ・バインズ)とテレビ放送を楽しみにしている日常だった。そんなある日、番組のオーディションが開催されて、トレーシーも参加する。そこで目の当たりにしたのは、メンバーの中心的存在アンバー(ブリタニー・スノウ)のステージママであるベルマ(ミシェル・ファイファー)が実権を握っている姿だった。失望するトレーシーだが、ダンスパーティで彼女のリズム感を見抜いたコーニー・コリンズによって抜擢される。レギュラーの座を獲得したトレーシーは、たちまち街の人気者となった。それが面白くないベルマとアンバー。ある日、メイベル(クイーン・ラティファ)ら黒人と知りあったトレーシーは、そのパフォーマンスのパワフルさに魅せられる。当時のアメリカではあからさまな人種差別で、『コーニー・コリンズ・ショー』でも黒人が登場できるのは月に一度の“ブラック・デー”だけだった。その理不尽さに公民権運動のデモにトレーシーも参加するが、ベルマの通報によって警察に追われる身となってしまう。一方、その頃『コーニー・コリンズ・ショー』のダンスコンテストが始まっていた。視聴者からの電話投票で『ミス・へアスプレー』が決まる。会場の周囲を警官に包囲させて、トレーシーの参加を阻止しようとしたベルマだが、その策略は失敗する。黒人たちも飛び入り参加したコンテストで『ミス・ヘアスプレー』に輝いたのは、なんと黒人の少女だった。スタジオ内はダンス大会となり、全員が踊り出す。その中にはトレーシーと、幸福そうな両親の姿もあった。
「ヘアスプレー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ヘアスプレー」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ミュージカル |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年10月20日 |
上映時間 | 117分 |
製作会社 | Gabriel Simon Production Services |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2007年11月上旬特別号 |
特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 「ヘアスプレー」アダム・シャンクマン[監督] インタビュー 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム ニッキー・ブロンスキー インタビュー 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム ザック・エフロン インタビュー 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 作品評 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 映画とブロードウェイの甘い関係 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 邦画にもあるぞ、ミュージアム 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 次に映画化してほしいミュージアムはこれだ! 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム 映画「マンマ・ミーア」撮影現場ルポ 特別企画 「ヘアスプレー」公開記念 映画×ミュージアム ミュージカルを観に行こう 基礎解説/この秋冬おすすめラインナップ紹介 |