解説
近未来の東京を舞台に、青年ふたりが様々な確執に巻き込まれるという破天荒な青春映画。監督・脚本は「19」の渡辺一志。主演は、タレント、ミュージシャンとして活躍するウエンツ瑛士と、ドラマ『ウォーターボーイズ2』の中尾明慶。
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「キャプテントキオ」のストーリー
西暦20XX年、マグニチュード10の大地震により壊滅的な打撃を受けた東京都を日本政府は切り捨てた。廃墟となり無法地帯と化すと同時に、そこにはエネルギーに満ちた若者達が集まり、新しいカルチャーが勃興。退廃と熱情が入り交じる、自由と反骨の象徴、新東京都。教科書でしか知らない東京に本土からやってきたのは、映画好きのフルタ(ウエンツ瑛士)とロック好きのニッタ(中尾明慶)。巨大ロックライブが開かれるという情報を聞きつけ興奮するニッタが警察官に開催場所を訪ねたとたん、ふたりはニセ警官に身ぐるみはがされて売られてしまう。彼らを乗せたトラックを見つめるのは、革命家気取りの監督(渡辺一志)、プロデューサー役のアロハ(いしだ壱成)、録音係のモヒカン(渋川清彦)、カメラマンのタムラ(飯田一期)からなる“映画屋”たち。トラックが爆発炎上する様子をカメラに収めるべく、彼らはなんとバズーカ砲をぶっ放した! そのどさくさに紛れ、フルタとニッタはなんとか脱出に成功! 映画屋たちを手伝ううちにメキメキと頭角を現したフルタに、アロハは映画監督を目指すようアドバイスする。そこでフルタが書き始めた脚本は、東京を守るヒーローが活躍する『キャプテントキオ』。フルタがただの映画ファンから作り手側に一歩を踏み出す一方で、ニッタはロックライブの情報が一向に集まらないこと、そして子分格だったはずのフルタに置いてきぼりをくらっていることに焦りを感じ、苛立っていた。そんなニッタに目をつけたのは、映画屋たちを疎ましく思っている東京の支配者、通称“東京都知事”(泉谷しげる)。東京のPR映画を映画屋たちに作らせて手なずけようとするもあっさり断られた都知事は、ロックライブのチケット代をエサにニッタにスパイ役を任命する。ニッタを通して『キャプテントキオ』の存在を知った都知事は、フルタに自分を主役に映画を撮るよう要請。自由に映画を撮れるチャンスに、フルタが飛びつかないわけがなかった。一方、映画に妥協を許さないが自己中心的過ぎる監督と、そんな彼に不満を募らせていたアロハたちは、とうとう仲間割れしてしまう。タムラとモヒカンはフルタの撮影に参加するが、アロハだけは監督への友情から誘いには乗らず、新たな映画を撮るためのフィルム集めに奔走していた。そしてようやくアロハは5巻のフィルムを入手する。しかし、ニッタが情報を漏らしたために、都知事の手下に襲われ殺されてしまう。そして完成した『キャプテントキオ』のオンエア日。しかしその内容は、フルタの意図したものとはまったく違う内容に編集され、ただのコマーシャルになっていた…。いいように利用されたことに加えて、アロハの死、そしてニッタの裏切りも知ったフルタは、怒りのあまり都知事室に怒鳴り込むが……。
「キャプテントキオ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「キャプテントキオ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年2月17日 |
上映時間 | 95分 |
製作会社 | プログレッシブピクチャーズ/バーニングプロダクション/ビクターエンタテインメント/ビッグショット/Entertainment FARM |
配給 | プログレッシブ・ピクチャーズ/ディーライツ |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |