解説
周囲になじめない10代の少女たちが、本当の自分を探して揺れ動く様を描いた思春期ドラマ。原作は真戸香。出演は「神童」の成海璃子、アイドルグループ“AKB48”の前田敦子、「さらば愛しき人よ」の石原真理子。監督は「あおげば尊し」の市川準。
ユーザーレビュー
「あしたの私のつくり方」のストーリー
とある小学校の教室。寿梨(成海璃子)は仲間外れの恐怖から、友達に合わせてしまう自分に違和感を感じている。そしてケンカばかりしている父(石原良純)と母(石原真理子)を仲良くさせたくて、いい娘であろうと努める日々。だが中学受験に失敗。久々に学校に戻ると、密かに憧れていた人気者の日南子(前田敦子)が、クラス中から無視される存在に転落していた。卒業式の日、寿梨と日南子は初めて二人きりで話す。中学校に入学してからも、日南子へのイジメは続いていた。そして寿梨の両親がついに離婚。寿梨は母と二人で新生活を始めることに。高校に入学。寿梨は文芸部に入るが、相変わらず周囲に調子を合わせ続ける窮屈な日々。そんなある時、寿梨はクラスの女子が日南子の噂話しているのを耳にする。彼女は山梨に引っ越したのだという。その夜、寿梨は自分をコトリと名乗り日南子にメールする。送り始めたのは「ヒナとコトリの物語」。人気者の転校生ヒナのハッピーな学園生活を、創作で綴っていく寿梨。やがてこの物語に魅了された日南子は、ヒナの行動を真似するうちに、本当に人気者になっていく。一方、寿梨は「ヒナとコトリの物語」を本格的な小説にし、文芸部の顧問の先生(高岡蒼甫)から褒められる。だが日南子はやがて、ヒナを真似する自分と本当の自分とのギャップに悩み始める。寿梨も、母の新たな恋人(田口トモロヲ)の出現で心のバランスを崩していく。そしてある日、寿梨と日南子は電話ですべての胸の内をお互いさらけ出すのだった。
「あしたの私のつくり方」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「あしたの私のつくり方」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年4月28日 |
上映時間 | 97分 |
製作会社 | 日活/博報堂DYメディアパートナーズ/ソニー・ミュージックエンタテインメント/スカパー・ウェルシンク/講談社/朝日新聞社/テレビ朝日 |
配給 | 日活 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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