花と雨

はなとあめ
上映日
2020年1月17日

製作国
日本

制作年
2019
上映時間
114分

レーティング
PG-12
ジャンル
青春 ドラマ

check解説

日本Hip Hop界の歴史的名盤と呼ばれるSEEDAの伝説的アルバム『花と雨』を原案に、若者の成長を描くドラマ。幼少期をロンドンで過ごし、日本に馴染めないまま高校生活を送る吉田はある日、Hip Hopと出会い、その魅力に取りつかれるが……。主演を務めるのは、オーディションを勝ち抜いた笠松将(「おいしい家族」)。監督の土屋貴史はこれまで数々のMVを手掛け、本作で長編商業映画デビュー。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • フリーライター
    須永貴子
    なかなかにいけ好かない主人公を演じる笠松将の面構えがいい。彼を見るためだけに観る... もっと見る
  • 脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授
    山田耕大
    帰国子女が日本社会ではいかに生きづらいかを映画は描いている。優秀な姉は努力してM... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田広明
    差別やいじめ故に自分に立てこもり他人を無視、軽蔑していたラッパーが、ありのままの... もっと見る

ユーザーレビュー

「花と雨」のストーリー

幼少期をロンドンで過ごした吉田(笠松将)は、閉塞的で村社会的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。同級生や現実を冷めた態度で見つめ、満たされない日々。そして次第に学校から距離を置くようになった時、"Hip Hop"と出会った。Hip Hopを通じて、日本で初めて自分が表現できる場所、仲間とも出会い、身も心も"Hip Hop"にのめり込んでいく。吉田は、海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸に、ラッパーとしての練習や活動を続けながら、ストリートではドラッグディールで実績と自信をつけていく。しかし、物事はそう簡単に進まなかった。ラップバトルでは再会した同級生に敗れ、掴みかけたチャンスは仲間の裏切りに遭い、次々と失っていった。初めて自分の居場所だと思えたからこそ、その現実の厳しさに晒され、自分を見失って行く。Hip Hopへの情熱も薄れ、吉田はいつしか単なるドラッグディーラーに成り下がっていた。夢に邁進する麻里とも距離を取るようになり、うまくいかない現実から逃げる吉田は、ついに逮捕される羽目に。そして、その先に待っていたのは、最愛の姉との別れだった。これが、自分のやりたかったことなのか……?吉田はラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えられるのか……。

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キャスト役名

「花と雨」のスペック

基本情報
ジャンル 青春 ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2020年1月17日
上映時間 114分
製作会社 制作プロダクション: P.I.C.S.
配給 ファントム・フィルム
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://phantom-film.com/hanatoame/
コピーライト (C)2019「花と雨」製作委員会

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