解説
“元”天才卓球少年が、亡き父の敵を討つために裏社会の卓球大会に潜入する姿を描くアクション・コメディ。監督・脚本は「ナイト・ミュージアム」の原案・脚本を担当したロバート・ベン・ガラント。出演は『The 25th Annual Putnam County Spelling Bee』のダン・フォグラー、「ヘアスプレー」のクリストファー・ウォーケンほか。
ユーザーレビュー
「燃えよ!ピンポン」のストーリー
1988年ソウル・オリンピック。卓球アメリカ代表のランディ・デイトナ(ダン・フォグラー)は弱冠12歳で準決勝へと進んでいた。しかし、最愛の父ピート(ロバート・パトリック)が、闇組織相手にこの戦いで賭けをしていると知り、ランディは試合に集中できない。対戦相手のスマッシュを追いかけ、客席に突っ込んだランディはそのまま意識を失い敗戦。ピートは組織の者に殺害されてしまう。19年後。ランディは場末のカジノでピンポンの曲芸を披露して生計を立てていた。ある日、FBI捜査官のロドリゲス(ジョージ・ロペス)が、捜査の協力を頼みにランディを訪ねて来る。その依頼とは、武器の密輸や犯罪に関わっている極悪人フェン(クリストファー・ウォーケン)の実態をつかみ、逮捕する手助けをしてほしいというものであった。フェンは5年に一度、世界中の強豪を集めて卓球トーナメントを開催しており、そこにランディを出場させて、彼らのアジトに潜入しようというのだ。ランディは、父の敵を討つため、そして自分自身のプライドを取り戻すためにこのオファーを受ける。しかし、19年のブランクはあまりに長く、焦ったロドリゲスはランディを盲目のピンポン・マスター、ワン(ジェームズ・ホン)の元に弟子入りさせる。ワンの姪マギー(マギー・Q)にセクハラと勘違いされたり、蜂に追われたりと、散々な目にあいながらも数々の地獄の特訓を経てランディはかつての実力を取り戻していった。卓球トーナメントが始まり、フェンの秘密要塞には北米、オーストラリア、日本などから一流プレイヤーが集まってくる。ランディが19年前に敗北を帰したドイツ人のカール・ウルフシュターク(トーマス・レノン)もそこにいた。しかし、ここでの試合は負けたらその場で殺されるという一発勝負のデスマッチであった……。
「燃えよ!ピンポン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「燃えよ!ピンポン」のスペック
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