解説
結婚して15年たつ夫婦間の危機を描く。製作はアラン・マーシャル、エグゼクティヴ・プロデューサーはエドガー・J・シェリックとスチュワート・ミラー、監督は「ピンク・フロイト・ザ・ウォール」のアラン・パーカー、脚本はボー・ゴールドマン、撮影はマイケル・セラシンが担当。出演はアルバート・フィニー、ダイアン・キートン、カレン・アレンなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー、ビスタサイズ。1981年作品。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「シュート・ザ・ムーン」のストーリー
北カリフォルニア郊外に家を持つ作家のジョージ・ダンラップ(アルバート・フィニー)は、妻フェイス(ダイアン・キートン)と4人の娘と暮らしている。今日、ジョージは国際作家賞の受賞式に招待されている。式場に向かう車の中でその晴れやかさとは裏はらに、ジョージの表情は暗い。結婚して15年になるフェイスと、最近うまくいっていないのだ。お互いの信頼感を失っている2人は、会話がかみ合わない。ジョージに恋人がいることも、フェイスは知っていた。遂に破局の時が来た。家を出てゆくというジョージに、「あなたの荷物はゆうべのうちに作っておいたわ」と答えるフェイス。4人の娘たちはそれぞれ悩みはじめる。とりわけ思春期にさしかかっている長女シェリー(ダナ・ヒル)は穏やかではない。ジョージの愛人サンディ(カレン・アレン)は離婚の経験者で、今は1人で暮らしていた。シェリー以外の娘ジル(ヴイヴェカ・デイヴィス)、モリー(ティナ・ヨザース)、マリ・アンヌ(トレイシー・ゴールド)の3人をサンディの家に呼びよせ、共に史跡見学に行くジョージ。一方、フェイスは、以前からの望みだった、庭にテニスコートを造るという作業にとりかかっていた。その請負人としてやって来たフランク(ピーター・ウェラー)と、親密な関係になっていた。娘たちも彼にはなついていた。別居しつつも時々訪れるジョージは、2人の関係に気づき嫉妬心を抱いていた。そんな頃、フェイスの父親が亡くなり、その葬式の日、2人はレストランでハチ合わせた。気持ちが高まり、言いたい事をズバズバと言い合った2人は、どこか心の通じ合うものを感じ、その日、夜を共に過ごした。テニスコートが完成した日の夜。完成パーティに酔いしれているフェイスに反発してシェリーが家を飛び出した。彼女はジョージのいるサンディの家に向かった。シェリーを見つけ、彼女を家に送るためにフェイスの許を訪れたジョージは、テニスコートをめちゃめちゃに壊した。フランクはジョージをめった打ちにし、その場を去った。血まみれのジョージを見て、4人の娘たち、そしてフェイスがかけ寄るのだった。
「シュート・ザ・ムーン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「シュート・ザ・ムーン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1982 |
公開年月日 | 1985年5月3日 |
製作会社 | MGM作品 |
配給 | MGM映画=CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1985年5月上旬号 | 外国映画批評 シュート・ザ・ムーン |
1985年5月下旬号 | グラビア シュート・ザ・ムーン |
1985年7月上旬号 | 外国映画紹介 シュート・ザ・ムーン |
1982年6月下旬号 | 試写室 シュート・ザ・ムーン |