解説
太平洋戦争のさ中、野球は敵国アメリカの国技だという理由で六大学野球は解散を余儀なくされる。そして、学業優先で徴兵を猶予されていた学生たちも戦争に駆り出される、学徒出陣はすぐそこに控えていた―。そんな時、戦場に赴く前の最後の願いとして行われた“出陣学徒壮行早慶戦”の、実現までの紆余曲折が描かれる。やがて死地へ向かう選手たちが、試合中、悦びに満ちた表情を見せるたび、哀しさが胸を突く。試合後の両校応援団によるエール合戦には涙を禁じえないだろう。本作が凡百の青春映画ではないポイントの一つとして、選手たちを見つめる顧問・飛田の真摯な描き方が挙げられる。演じる柄本明の“熱さ”は大きな見どころだ。
ユーザーレビュー
「ラストゲーム 最後の早慶戦」のストーリー
昭和18年。戦争が激化する中、練習に励む早稲田大学野球部の若者たち。六大学野球はすでに解散が決定しており、来るべき学徒出陣に備えるように圧力がかけられていた。そんな中、顧問の飛田のもと選手たちは、出陣のその日まで野球を続けると誓っていた。部員の戸田は父親から厳しく詰られながらも、兵隊に志願した兄の言葉を胸に、合宿生活を続けていた。そんなある日、慶応の小泉が飛田のもとに早慶戦を申し込みにやってくる…。
「ラストゲーム 最後の早慶戦」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ラストゲーム 最後の早慶戦」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 戦争 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年8月23日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | 「ラストゲーム 最後の早慶戦」製作委員会(シネカノン=東急レクリエーション=シネマ・インベェストメント=ADEX日本経済広告社=Yahoo!JAPAN) |
配給 | シネカノン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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2008年9月上旬号 | REVIEW 2008 「ラストゲーム 最後の早慶戦」 |