解説
石川県在住、養護学校教諭の山元加津子が、学校の子ども達の話を通し、いのちの尊さ、いのちを生かす大きな存在について語り、ひとりひとりが大切な存在であることを描くドキュメンタリー。監督は、本作が初監督作品となる入江富美子。口込みで自主上映の輪が国内外へ広がっている。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「1/4の奇跡 本当のことだから」のストーリー
養護学校教諭のかっこちゃん(山元加津子)は、学校の子どもたちとの触れ合いの中で、子どもたちの持っている素晴らしい性質や力に出会う。それは、私達人間を支えている、見えないけれど大きな力、生かされているいのち、その尊さを知ることでもあった。赤ん坊の時の記憶を持つ子ども、季節の変わり目や言語を色で見る子ども……子ども達には、様々な情報が流れ込むという。かっこちゃんのいる学校に転校してきた大ちゃん(原田大助)は、当初かっこちゃんと目も合わせず、いつも壁の方を見て何かぶつぶつ言っていた。時間をかけて二人が友達になった時、大ちゃんは詩を通していろんなことを語り始めた。大ちゃんから流れ出てきたのは、心を深く揺さぶる言葉の数々だった……。かっこちゃんと雪絵ちゃん(笹田雪絵)は慢性の病気のために地域の学校に通えない子どもたちが通う病院のそばの学校で出会った。雪絵ちゃんはMS(多発性硬化症)という病気を抱えている。それでも雪絵ちゃんは自分は自分として生まれてきてよかったといつも言い、かっこちゃんは彼女から生きることの素敵さを教わっていた。ある日、かっこちゃんは、雪絵ちゃんにはある願いがあることを知る……。かっこちゃんは、そんな子ども達と接して、子ども達は何か本当のことを知っているのではないかと感じる。かっこちゃんはある日、友人であるペルーの天野博物館の理事長で数十年間インカ帝国について研究している阪根博に、インカ帝国の謎がわかると言った。かっこちゃんは、自然や宇宙の声を聞き、地球の命と一体になって生きていたインカの人の不思議な力と、学校の子ども達に共通点を感じたのだ。子どもたちとの交流、また考古学、医師や科学者のお話も交えて、病気や障害にも意味があること、すべてのことやものは必要があって存在していること、そして一人一人が大切で、かけがえのないいのちであり、それを生かす大きな力の存在を、描き出していく。
「1/4の奇跡 本当のことだから」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「1/4の奇跡 本当のことだから」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 社会派 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2009年2月7日 |
上映時間 | 100分 |
配給 | Heart of Miracle(ハートオブミラクル) |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | 不明 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 不明 |