「THE CODE/暗号」のストーリー
“探偵事務所5”のある川崎市で爆破テロ事件が相次ぎ、犯人グループは政治犯の釈放を要求する。市長は発見された爆弾の解除を、探偵501(佐野史郎)に依頼する。情報科学研究室の部長・探偵507(尾上菊之助)は、宍戸会長(宍戸錠)の孫娘・瞳(貫地谷しほり)に数学を教える傍らで、次々と爆弾コードの解読をこなしていき、犯人グループも逮捕される。507は上海支部から、暗号の解読を依頼される。見たことのない配列の暗号が写った写真を見た507は、上海へ向かう。上海には、万年平探偵の探偵523(斎藤洋介)と宍戸会長が待っていた。507のバックアップを名目に上海にやってきた会長だったが、他の理由も隠されていた。507は情報屋(松岡俊介)の協力を得て、依頼人の美蘭(稲森いずみ)が歌っているクラブに向かう。美蘭は、上海最大の地下マフィア“青龍コンス”のボスの女で、関わる者は死ぬと噂されていた。507は、クラブを出た美蘭を追跡し、彼女の部屋に忍び込む。美蘭は507に、暗号の謎から自分を解放してほしいと告げ、背中に彫られた暗号を見せる。美蘭にとってこの暗号は、幼いころに生き別れた父の手がかりでもあった。507は解読を始めるが、護衛に気づかれ、部屋を抜け出す。しかし逃亡の途中で、青龍の一味に追い詰められる。窮地に陥った507を、謎の男が助け出す。男は、暗号のことを忘れないと死ぬと警告して去っていく。青龍は、美蘭の暗号が旧日本陸軍の軍資金の在り処を示すと確信していた。507は美蘭を青龍の元から救い出し、暗号の解読を進める。次第に、美蘭も507に心を開いていく。507は財宝が村外れの洞窟にあると分かるが、青龍も2人を追い詰めていた。すると、謎の男が再び現れる。