解説
「アレックス」でセンセーショナルな話題を振りまいたギャスパー・ノエが、東京を舞台に作り上げたセックスとドラッグにまみれたサイケデリックな愛の物語。09年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。東京を独特の感性で捉えた斬新なビジュアルも見どころ。主演は、本作で大抜擢されたナサニエル・ブラウン。
ユーザーレビュー
「エンター・ザ・ボイド」のストーリー
定職を持たず、日本でドラッグディーラーとして当てもなく暮らす青年オスカー(ナサニエル・ブラウン)。彼はドラッグで稼いだ金で、最愛の妹リンダ(パス・デ・ラ・ウエルタ)を日本に呼び寄せる。やがてリンダは、夜の街で知り合った男に誘われ、ストリップ劇場のポールダンサーとして働くようになる。その一方でオスカーはある晩、警察の取締りを受け、拳銃で撃たれてしまう。次第に薄れ行く意識。その魂はかつてない陶酔に包まれながら肉体を離脱する。だが、リンダを愛するあまり、妹の元を去ることができないオスカーの魂。死を受け入れることができないまま、その魂はリンダの姿を追って、欲望と犯罪が渦巻く夜の東京をさまよい、漂っていくのだった……。
「エンター・ザ・ボイド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「エンター・ザ・ボイド」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年5月15日 |
上映時間 | 143分 |
製作会社 | Fidelite Films=Wild Bunch=Les Films de la Zone=BUF |
配給 | コムストック・グループ |
レイティング | R-18 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2010年6月上旬号 | REVIEW 外国映画 「エンター・ザ・ボイド」 |
2010年5月下旬号 | 「エンター・ザ・ボイド」 ギャスパー・ノエ監督インタビュー |