闇の列車、光の旅
やみのれっしゃひかりのたび WITHOUT NAME- 上映日
- 2010年6月19日
- 製作国
- アメリカ メキシコ
- 制作年
- 2009
- 上映時間
- 96分
- レーティング
- PG-12
- ジャンル
- ドラマ
解説
日系監督キャリー・ジョージ・フクナガの長編デビュー作。ホンジュラスからアメリカを目指す移民の少女と、ギャング団の一員であるメキシコ青年との魂の触れ合いを描く。出演は「イノセント・ボイス 12歳の戦場」のパウリーナ・ガイタン、本作が映画デビューとなるエドガー・フロレス、「太陽のかけら」のテノック・ウエルタ・メヒアなど。
ユーザーレビュー
「闇の列車、光の旅」のストーリー
ホンジュラスで暮らす少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)は、未来のないこの地を捨て、父と叔父と共にアメリカにいる家族と一緒に暮らすことを決める。だがそれは、グアテマラとメキシコを経由する長く危険な旅だった。なんとかメキシコ・チアパス州まで辿り着いたサイラたちは、アメリカ行きの列車の屋根に乗り込む。そこには、同じようにアメリカを目指す移民たちがひしめきあっていた。ほっとしたのも束の間、リルマゴ(テノック・ウエルタ・メヒア)、カスペル(エドガー・フロレス)、スマイリー(クリスティアン・フェレール)のギャング一団が屋根に上がってきて、移民たちのなけなしの金品を強奪。さらにリルマゴは泣き叫ぶサイラに銃をつきつけて暴行しようとするが、以前同じような経緯で恋人を亡くしたカスペルは、手にした鉈をリルマゴに向けて振り下ろし、リルマゴは列車から転落する。組織を裏切ったカスペルには、列車にとどまって旅を続けるしか選択の余地はなかった。そんな彼にサイラは命を救われた恩を感じ、淡い恋心を抱くようになる。ある朝、カスペルがこっそり列車を降りたとき、サイラは父に黙って彼の後を追った。サイラを連れてかつての仕事仲間の家に向かったカスペルは、車両運搬の積荷に紛れて国境の町へ向かう手はずを整えてもらう。だが目的地への途中、列車で一緒だった男から、サイラの父が国境巡視隊に見つかり列車から転落死したことを知らされる。やがて二人が、川を越えてアメリカへ渡る日がやって来た。「何が何でもお父さんの家族を見つけろ」というカスペルの励ましを受け、川に足を踏み入れるサイラ。カスペルが川岸で見守る中、渡し人の先導で泳ぎだしたサイラは、無事対岸へ辿り着いたかに見えたのだが……。
「闇の列車、光の旅」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「闇の列車、光の旅」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ メキシコ |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2010年6月19日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | Canana Films=Creando Films=Primary Productions |
配給 | 日活 |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.yami-hikari.com/ |
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