ベンダ・ビリリ! もう一つのキンシャサの奇跡
べんたびりりもうひとつのきんしゃさのきせき BENDA BILILI!- 上映日
- 2010年9月11日
- 製作国
- コンゴ民主共和国 フランス
- 制作年
- 2010
- 上映時間
- 87分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 社会派
解説
コンゴの路上生活者によって結成されたバンド“スタッフ・ベンダ・ビリリ”。車椅子に松葉杖という不自由な体ながらも、音楽に情熱を注ぐ彼らがヨーロッパツアーを成功させるまでを追ったドキュメンタリー。どこまでも前向きな姿が、生きることに対する力強いメッセージを伝える。2010年カンヌ映画祭監督週間オープニング作品。
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「ベンダ・ビリリ! もう一つのキンシャサの奇跡」のストーリー
始まりは2004年。コンゴを愛する2人のフランス人映像作家がある日、キンシャサの路上で、車椅子4人と松葉杖1人を含むバンド“スタッフ・ベンダ・ビリリ”の音楽を偶然耳にしたことからすべては始まった。戦争による混乱と貧困でカオスとなったキンシャサで、障害を持ち、家の代わりに動物園で眠り、演奏する。そこはまるで世界のドン底だったが、彼らの音楽は豊かに輝き、メンバーはどこまでも前向きだった。ビリリに魅了された2人は、彼らのアルバムとドキュメンタリー映画の制作を決意。それから5年。数々の困難や挫折を乗り越え、09年にアルバムが世界発売。その数カ月後には、大々的なヨーロッパツアーも実現。彼らの音楽とパフォーマンスは、出会った人すべてに感動を呼び起こす。それはまさしく奇跡だった。映画は09年夏の成功までを描く。“ベンダ・ビリリ”。それはリンガラ語で、“外側を剥ぎ取れ”という意味。障害はあろうとも魂は自由なのだ。外側ではなく内面を見よ!彼らの音楽が、彼らの生き方を伝える強いメッセージがここにある。これは音楽映画ではない。コンゴ社会、ひいてはアフリカ全体の社会的な状況の中で、外側に追いやられ、貧しさに喘ぎ、路上で暮らしている何百万人もの人々のための映画なのだ。それと同時に父と息子の物語でもある。ビリリは、ストリート・チルドレンたちの親代わり。中でも“パパ・リッキー”と慕われるリーダーと、彼が路上で拾い上げた音楽の天才ロジェとの絆は共感を呼ぶ。スタッフ・ベンダ・ビリリは、その歌詞でも歌っているように、“ストリートに暮らす人々のスポークスマン”。そしてそれは、決して諦めない、という勇気と希望の物語なのだ。
「ベンダ・ビリリ! もう一つのキンシャサの奇跡」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ベンダ・ビリリ! もう一つのキンシャサの奇跡」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | コンゴ民主共和国 フランス |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年9月11日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | Belle Kinoise=Screen Runner =Screen Runner |
配給 | ムヴィオラ=プランクトン(提供 プランクトン) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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2010年9月下旬号 | REVIEW 外国映画 「ベンダ・ビリリ!もう一つのキンシャサの奇跡」 |