解説
自分が単身赴任中に犬を飼い始めた家族の輪に入るため、犬嫌いを克服しようとする男の姿を描く感動作。先駆けて放送された連続ドラマ版では描かれなかった、主人公が犬嫌いになった理由も明かされる。監督は、「ねこタクシー」の亀井亨。出演は、「サイドウェイズ」の小日向文世、「パーク アンド ラブホテル」のちはる。
ユーザーレビュー
「犬飼さんちの犬」のストーリー
離島にあるスーパー・バスコダガマ鳥ヶ崎店に単身赴任をして勤務している48歳の平社員・犬飼保(小日向文世)は、新築したばかりの我が家にもう1年も帰っていない。ネットカメラを通して毎日一緒に食事を摂ることで、妻の潤子(ちはる)、娘の幸(小野花梨)、息子の岳(矢部光祐)とかろうじて繋がりを保っていた。スーパー・バスコダガマでは、島で獲れる草を使った島石鹸を全国で販売し、好評を博していた。しかし、その管理を任されていた鳥ヶ崎店店長の蓮田喜一郎(池田鉄洋)が水増し生産をしていたため、客から苦情が殺到する。その苦情処理のため、犬飼と部下の鳥飼カエデ(木南晴夏)は本社へ出張することになる。家族の元へ帰れることになった犬飼は、浮かれ気分で我が家のドアを開ける。その彼の目に飛び込んできたのは、サモエド犬のサモンだった。家族は犬嫌いの犬飼に内緒で、犬を飼い始めていたのだ。おまけにサモンは犬飼の書斎を寝床にし、サモンを中心に家族が回っている有様。犬飼は、ひとりだけ家族の輪から外されている気分になる。自分の立場を取り戻すため、犬飼はペットショップの店員・芝二郎(佐藤二朗)に頼りながら、サモンとの交流を図ろうとする。果たして、犬飼は犬嫌いを克服し、家族の輪の中に入ることができるのか。
「犬飼さんちの犬」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「犬飼さんちの犬」のスペック
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2011年7月上旬号 |
UPCOMING 新作紹介 「犬飼さんちの犬」 REVIEW 日本映画&外国映画 公開作24作品、72本の批評 「犬飼さんちの犬」 |