「ゾンビ処刑人」のストーリー
ジョーイ(クリス・ワイルド)はその日落ち込んでいた。イラクに出征していた親友バートが無言の帰還を遂げ、その葬儀から帰宅した所だったのだ。“あいつはいい奴だった……。”その時、ドアをノックする音が。そこに立っていたのは、バート(デヴィッド・アンダース)。しかしその身体はゾンビ化していた。誰にもこんな姿は見せられないという彼の意思を尊重し、とりえず居候させることにしたジョーイ。しかし、すぐに問題が発生する。ゾンビとなった彼は、人間の血液を飲まないと餓死してしまうのだ。困った彼らは、背に腹は変えられないと、病院から輸血パックを強奪。無事に一件落着して喜ぶ2人だったが、そこを強盗に襲われる。ところが、バートはゾンビのため、撃たれても死なない。思いがけない展開によって撃退に成功。そして2人は気付く。ここは犯罪都市ロサンゼルス。悪人を成敗するついでに血も貰ってしまえばいいのだと。彼らは正義と生き血を求め、ロス中の悪を成敗する“夜回りゾンビ”として活躍を始める。程なく彼らは怖いもの知らずの正義のヒーローとして一躍、時の人となる。これに嫉妬したジョーイは、自分もゾンビになりたいとバートに懇願する。そうこうしているうちにバートの婚約者、そして政府機関もその存在に気づきはじめる……。