解説
昼は映画のスタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手が裏社会の抗争に巻き込まれていく様を描くクライム・サスペンス。ジェイムズ・サリスの小説を原作に「プッシャー」のニコラス・ウィンディング・レフン監督が映画化。出演は「ラブ・アゲイン」のライアン・ゴズリング、「わたしを離さないで」のキャリー・マリガン、「エンジェル・ウォーズ」のオスカー・アイザック。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
よくあるようなストーリー。タイトルが「ドライヴ」なので、カーチェイスがたくさん出てくるのかと思ったらそれほどでもない。ドライブテクニックなら「ベイビー・ドライバー」の方がよっぽど面白い。
犯罪に関わっていく過程もちょっと安易。伏線小道具として変装用のマスクが出てくるのだが、あんまり意味の無いところで使ってしまう。どうせならラストで相手を騙すために使うのが映画として効果的かと思うのだが。ラストをいうなら、危ないのに現金をそのまま素直に持って行くか、あるいは先回りしてマスクを使って相手を騙すかするのでは?
まあ、それでも最後までよく見せてくれた。
変な顔のライアン・ゴズリングが主人公。ご近所さんのキャリー・マリガンが可愛い。悪役でロン・パールマンが出ているのだが、久しぶりに観た。この人、ジャン=ピエール・ジュネの映画によく出ていたのでフランス人だとばかり思っていた。
「ドライヴ(2011)」のストーリー
天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役を終え戻ってくる。その後、本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をするのだった。しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受ける。計画当日、質屋から首尾よく金を奪還したスタンダードだったが、逃走寸前で撃ち殺され、ドライバーも九死に一生を得る。何者かによって自分たちが嵌められたことを知ったドライバーは、手元に残された100万ドルを手に黒幕解明に動き出す。だが、ドライバーを消し去ろうとする魔の手は、すでに彼の周囲の人間にも伸びていた……。やがて、恩人の無残な死体を発見したドライバーは、報復、そして愛する者を守るため、逃走から攻撃に一気にシフトチェンジするのだった……。
「ドライヴ(2011)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ドライヴ(2011)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2011 |
公開年月日 | 2012年3月31日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | Bold Films= Odd Lot Entertainment= Marc Platt Productions= Motel Movies= FilmDistrict |
配給 | クロックワークス(提供 クロックワークス=バップ) |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
公式サイト | http://drive-movie.jp/ |
コピーライト | (C) 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved. |
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