解説
ふたりのヴェトナム帰還兵の友情と再起を、ひとりの女性の愛を交えて描くドラマ。製作はロバート・シャッフェルとキャロル・バウム、監督はデイヴィッド・ジョーンズ、脚本・原作戯曲はスティーブン・メトカルフェ、撮影はブライアン・ウエスト、音楽はブルース・ブロートンが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、エド・ハリスほか。
「ジャックナイフ」のストーリー
鱒釣りの解禁日の早朝、デイヴ(エド・ハリス)のもとにヴェトナム時代の戦友であるジョゼフことメグス(ロバート・デ・ニーロ)がやって来る。ヴェトナム戦争の後遺症に悩むデイヴは、その日も二日酔いだったが、メグスに誘われるまま妹のマーサ(キャシー・ベイカー)と3人で釣りに出かけた。それ以後、メグスはデイヴの前に姿をみせるが、相変わらずデイヴは暗く、自分の殻に閉じこもったままだった。そんな兄の姿に、マーサは焦立つが、やがて彼女とメグスは互いに魅かれあい、メグスはデイヴが苦悩することになったヴェトナムでの出来事を、そして起こったことは変えられないと悟ることで、自分はそれを乗り越えたのだ、とマーサに打ち明けるのだった。しかしメグスとマーサがつきあっていることを知ったデイヴはますます荒れ、メグスが連れて行ったヴェトナム帰還兵たちのグループ療法からも飛び出して行くのだった。一方メグスとマーサは初めて結ばれ、一緒にプロムに出席することになるが、酔っ払って高校にやって来たデイヴは、そこで大暴れする。そしてメグスは、暴れる彼を捕まえ、ヴェトナムでの出来事の真相をデイヴに告げるのだった。その夜デイヴは、マーサに自分が間違っていたことを認めた。そしてこの町から立ち去ろうとするメグスは、グループ療法で語るデイヴの姿と自分の姿を重ね合わせ、マーサと共に生きることを決意するのだった。
「ジャックナイフ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ジャックナイフ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1989 |
公開年月日 | 1990年3月31日 |
製作会社 | サンドラー/シャッフル・プロ作品 |
配給 | ベストロン映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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