解説
眼差しで人を操る超能力のために過去に傷を持つ男と、その力が及ばない孤独な男の対決を描くSFアクション。監督は、本作が監督第1作となるキム・ミンソク。出演は、「チョン・ウチ 時空道士」のカン・ドンウォン、「高地戦」のコ・ス。第16回ロサンゼルス国際映画祭、第25回福岡アジア映画祭ほか多数の映画祭に出品。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】超能力者 スペシャル・エディション
-
【DVD】超能力者 スペシャル・エディション
TVで観る
ユーザーレビュー
「超能力者(2010)」のストーリー
天涯孤独のギュナム(コ・ス)は、親友のボバとアルと共に廃車工場で働き、貧しいながら明るい未来を信じていた。しかし事故で入院し、工場を解雇されてしまう。退院したギュナムは求人欄で見つけた、胡散臭いが人のいい店主(ピョン・ヒボン)と、その美しい娘ヨンスク(チョン・ウンチェ)が営む質屋ユートピアで働き始める。もう1人の男(カン・ドンウォン)は、ソウルのホテルを転々としながら他人とかかわりを持たずに、誰からもその名前を呼ばれることもなく生きていた。彼は、まなざしだけで人を操ることができる能力を持ち、その力ゆえに母親を守ろうとして父親を殺し、母親から殺されかけた過去を持っていた。彼は、必要最小限の金を手に入れるためだけにその力を使う。ある日、男は質屋にやってきて、自分の力が及ばないギュナムと出会う。自分以外の人が操られているのを目の当たりにしたギュナムは男を止めようとするが、自分で操れない相手の出現に驚いた男は、思わず店主を殺してしまう。男は何とか逃げ出すが、自分の秘密を知ったギュナムを殺そうとする。ギュナムも店主の復讐のため、防犯カメラの映像を手に入れようと質屋に潜入し、男と再会する。男はその場にいた人を操ってギュナムを襲うが、身体能力抜群のギュナムは、逆に男を追いつめる。ギュナムは男を警察に連れて行くが、超能力で殺人を犯したと訴えても相手にされない。男は隙をついて逃げ出し、ギュナムは警官の銃を持って男を追い、指名手配される。男は母親を訪ね、銃を向けるが、殺すことはできずに去る。ギュナムはボバとアルに助けられながら、執拗に男を追う。ついにボバとアルも男の手に落ち、男はヨンスクを連れて逃走する。しかしギュナムに追いつめられ、高層ビルの屋上に行く。男は、ギュナムが自身の超能力に気づかず平凡に暮らしてきたことに嫉妬すると同時に、自分のように秘密を抱えた人生を送ることに憐れみを感じていた。ギュナムも男の苦悩に気づき、名前を尋ねる。
「超能力者(2010)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「超能力者(2010)」のスペック
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2012年4月上旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 公開作24作品、72本の批評 「超能力者」 |
2012年3月下旬号 | UPCOMING 新作紹介 「超能力者」 |