解説
「アメリカの暴露」「霧笛の波止場」のジェームズ・クルーズが監督した映画で、ヴァイオラ・ブラザース・ショーアとエセル・ドハーティーが共同して原作脚色したもの。主役は「唄へ!踊れ!(1933)」「めりけん音頭」のジャック・オーキーで、「殺人魔の家」「暁の砂漠」のヴィヴィエン・オスボーン、「恩讐」「四十二番街」のジョージ・E・ストーン、「ゆりかごの唄」のガートルード・マイケル、リンカーン・ステッドマン、ハントリー・ゴードン等が助演している。撮影はチャールズ・エドガー・シェーンバウムの担当。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「水兵さんはお人好し」のストーリー
タコマ艦隊の水兵で、ボクシング選手のジョーンズイは艦隊が入港すると早速自分のマネージャー格のマーフィと上陸して、波止場で赤髪のむすめレッドと知り合いになる。ところがレッドの以前の男友達で太平洋艦隊のボクシング選手権保持者のハーティガンがこれを見て、レッドへの未練からショーンズイとの間を邪魔するので、ジョーンズイとハーティガンの喧嘩となって、ジョーンズイは見事にのされてしまう。しかしレッドにこの時の傷を看病されたのを機会に2人の仲は急速に進展して行った。マネージャーのマーフィはジョーンズイが来るべき全海軍ボクシング選手権争奪戦を前にして練習もせずレッドと遊び回っているのを心配して、レッドをジョーンズイを破滅させる妖婦だと罵る。レッドも始めてジョーンズイの肩に重大なる責任のあることを悟って、自ら進んでジョーンズイに酒や煙草やその他一切の不摂取を止めさせボクシングへの精進を誓わせる。しかし段々窮屈な生活を強いているレッドが煙たくなり出し、社交界の令嬢で気まぐれから、ふとジョーンズイに興味を覚えて近づいて来たケイと酔ったまぎれに結婚してしまう。しかし彼は虚偽だらけな上流生活に辛抱できず、1ヵ月後にまた海軍に復帰する。いよいよハーティガンと選手権を争うことになるが、1ヵ月の怠惰な上流生活が災いして試合は初めジョーンズイに極めて不利であったが、試合半ばで、レッドがハーティガンのために傷つけられたと聞き、怒りに燃え立った彼は見事にハーティガンをノック・アウトしてしまう。しかしレッドがハーティガンに傷つけられたというのは彼女がジョーンズイに勝たせたいばかりに知らせた嘘報だったのである。ジョーンズイは今更の如くレッドの赤心に感激して彼女を固く抱いたのであった。
「水兵さんはお人好し」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「水兵さんはお人好し」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1933 |
製作会社 | Jefferson_Pictures_Corporation |
配給 | RKOラジオ映画 |
レイティング |