解説
この作品のレビュー
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ミャーノフ大佐
BSで昔の西部劇をよく放映しており、できるだけ見逃さないようにして観ている。主演がジョン・ウェイン、監督がヘンリー・ハサウェイなら、まあ、標準以上の映画が観られると思っていたのだが。
コメディで撮っているのだが、話は冗長であり、脚本は下手であり、映画の作りも下手くそでイライラしながら観た。特に後半1/3くらいからはイライラがつのってきて、映画を観ながら悪態をついていた。
時代は1900年、ゴールドラッシュのアラスカ。主人公のサム(ジョン・ウェイン)と相棒のジョージ、その弟のビリーが、アラスカで金鉱を見つけた。サムは機材の購入とビリーの婚約者に会うためシアトルに向かう。から始まる。
アラスカとシアトルに舞台が分かれるのだが、ジョン・ウェインだけを中心に描いているので、ジョン・ウェインがシアトルにいると、シアトルのシーンしか撮していない。その間、アラスカでサギ師が金鉱を狙って悪巧みをしているはずなのに、カットバック手法も取らずにシアトルでのシーンだけである。アラスカの方はどうなっているの?と気になってしまう。シアトルに1ヶ月もいて戻ってきて、サギ師が悪巧みを働くのがそれから。都合よすぎない?そして、シアトルで知り合った女性エンジェルをアラスカの金鉱のあるところまで連れてくるのだが、ビリーとエンジェル二人の食事のシーンもわざとらしく長すぎて面白くもなんともない。ラストもサギ師の嘘を暴くために判事のところに行く途中で乱闘になるのだが、それも冗長だし、サムが判事を待たしてエンジェルを追いかけるシーンも判事を待たせて良いのかよ、と思ってしまう。それにエンジェルとサギ師が過去に知り合いだったのが伏線になるかと思っていたが、何にもない。
コメディ映画だからドタバタで、結局は男女の話とみれば我慢できる人もいるかもしれないが。
こんな映画ならヘンリー・ハサウェイでなくとも、そこら辺にいる監督で十分撮れたんじゃない?彼の汚点映画。
エンジェルの入浴シーンで乳首がチラッと映った。これがハリウッドの女優だったら出来なかったろう。フランス出身の女優だから出来たんだろうな。
「アラスカ魂(1960)」のストーリー
「アラスカ魂(1960)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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