解説
法外な暴利をふっかけ容赦なく取り立てる闇金融を営む男と、そんな闇金融に関わり金に踊らされる人々をリアルに描き、2011年に第56回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞、2010年にはテレビドラマにもなった真鍋昌平のベストセラー同名コミックの劇場版。テレビドラマに引き続き「指輪をはめたい」の山田孝之が冷酷な闇金業者を演じるほか、「スイートリトルライズ」の大島優子が母の借金を肩代わりするフリーターを、「荒川アンダーザブリッジ」の林遣都が一発逆転を狙う青年を演じる。監督・脚本は「スマグラー おまえの未来を運べ」の企画・プロデュース・脚本を手がけた山口雅俊。また、「幸運の壺 Good Fortune」の福間正浩も脚本を担当。
「闇金ウシジマくん」のストーリー
丑嶋馨(山田孝之)は10日で5割(トゴ)、1日3割(ヒサン)という法外に高い金利をつける闇金融業を営んでいる。パチンコにはまった母の借金を肩代わりした鈴木未來(大島優子)は、楽に稼げるとの友人の勧めを受け、そのまま出会いカフェのバイトを始める。売春だけはしないと固く心に誓うものの、簡単に大金が手に入ることを知ってしまい決意が揺らぐ。成り上がりを狙う23歳の小川純(林遣都)はイベントサークルの代表を務め、イケメンダンサーを集めたイベントを主催してはギャルたちからチケット代を巻き上げている。資金集めに奔走しようやくIT企業のスポンサーを見つけるが、丑嶋に奪われてしまう。金に目が眩んだ二人に、丑嶋の情け容赦ない取り立てが襲いかかる……。
「闇金ウシジマくん」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「闇金ウシジマくん」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2012年8月25日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | 「闇金ウシジマくん」製作委員会S・D・P=ヒント=小学館=MBS(企画 ヒント/製作プロダクション S・D・P=アールグレイフィルム) |
配給 | S・D・P |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
コピーライト | (C) 2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会 |
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