解説
空に賭ける男を描いたアクション・ドラマ。ハンク・シーアルズの原作をチャールズ・スクニーが脚色、「札束とお嬢さん」のジョセフ・ペヴニーが監督した。撮影は「避暑地の出来事」のハリイ・ストラドリング、音楽をレナード・ローゼンマンが担当。出演は「西部は俺に任せろ」のダナ・アンドリュース、「黄昏に帰れ」のロンダ・フレミング、「南太平洋」のジョン・カー、他にエフレム・ジンバリス・ジュニア、アン・フランシス、キーナン・ウィン、トロイ・ドナヒューら。
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「翼の男」のストーリー
混雑した空で海軍のジェット機と、62名の乗客を乗せた民間旅客機が出会った。2つの飛行機の人々はそれぞれ己が過去を振り返った。――ジェット機を操縦するヒース海軍中佐(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)は以前は空中衝突で3人の男を死なせた苦い記憶がある。妻のチェリル(ロンダ・フレミング)は、不在がちの夫を恨み、他の男に快楽を求めた。娘アンのために、ヒースはチェリルとの生活を破綻から救おうと努力した。一旦は離婚の手続きをしたが、チェリルが家に戻ったので、とり止めた。旅客機の操縦士はディック・バーネット機長(ダナ・アンドリュース)副操縦士はマイク・ルール(ジョン・カー)、スチュアーデスはマイクのガール・フレンド、キティ・フォスター(アン・フランシス)、乗客の中には作家のハイランド、そのかつての愛人グロリア・パナウェクがまじっていた。バーネットは妻の死後、息子を育ててきたが、息子は厳しすぎると彼に反抗した。バーネットとルールは以前から仲が悪かった。ルールとキティの仲はロマンティックなものではなかった。互いに乱れた生活を持ちながら2人は慰め合ってはいたのだが……。作家のハイランドはグロリアとよりを戻そうとしていた。彼女はもう真平だと思っていた。ハイランドの言葉に従うふりを装った。2つの飛行機は接近した。バーネットは旅客に快適な飛行をさせるために、規定よりも高い所を飛んでいた。ヒースの機体は高度計も無電も故障し、地上の管制塔がひき継いだ時は、2機は空中衝突寸前だった。最後の瞬間、ヒースは眼前に大きな旅客機を見た。この前の空中衝突の時と同じく、ジェット機を上昇させれば自分の命は救われる。ヒースは機体を下に向け、自分と、唯1人の同乗者マクベイの生きる道を閉ざした。旅客機はジェット機の自動脱出装置を粉砕した。乗員2人が死亡したが、機は非常着陸に成功し、他の者は助かった。九死に一生を得たすべての人が、生まれ変わった気持ちで人生の再出発を誓った。
「翼の男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「翼の男」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1960 |
公開年月日 | 1960年11月9日 |
製作会社 | ワーナー・ブラザース映画 |
配給 | ワーナー・ブラザース |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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