解説
2人の少年が島で出会った、殺人の疑いで賞金稼ぎに追われている男の力になろうとする、青春ドラマ。第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。監督・脚本は「テイク・シェルター」で第64回カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリほか2部門を獲得したジェフ・ニコルズ。少年たちが出会う奇妙な男を「リンカーン弁護士」のマシュー・マコノヒーが、男が思いを寄せる女性を「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のリース・ウィザースプーンが演じている。ほか、「アメリカ,家族のいる風景」のサム・シェパード、「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノンらが出演。特集上映『未体験ゾーンの映画たち2014』にて上映。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
冒頭に出てくる2人の少年の髪型見たら「スタンド・バイ・ミー」を連想しちゃうでしょ。少年達が、ちょっと危険な冒険をして少し大人になっていく、というのも似ている。それが死体探しか、指名手配犯の手伝いか。線路を行くか、ボートで川の中の小島に行くか。映画はマシュー・マコノヒー演じるマッドなんでしょうけど、私の視点は少年達の行動に向く。ハッキリ言ってマッドは島の中に隠れていて何もしていない。少年達がマッドの指示を受けて、街でいろいろ行動する。大体、私は子供を相手に使い走りをさせる大人なんて、精神年齢が低いと思っている。途中、少年の1人エリスが年上の少女を好きになるけど、まともに相手にされないのは仕方ないよね。これが20才くらいになれば相手にしてくれるんだけどね。映画としては楽しんで見られたので合格点。ラストのシーンは必要だったかなあ。
この映画のマシュー・マコノヒーは高く評価されているが、彼の最高はやっぱり「ダラス・バイヤーズクラブ」でしょう。
映画の筋と関係ないところで感心したところ。アーカンソーの片田舎ということだけど、川の中(川岸)に家を立てて暮らしている人達が結構いるんだ。14歳の少年がバイクに乗っているんだ。少年エリスの家庭が典型的な南部の権威主義的な父親の家庭かと見ていたら、やっぱり現代になると女性も力をつけているんだ。
「MUD マッド」のストーリー
アメリカ南部。14歳のエリス(タイ・シェリダン)は親友のネックボーン(ジェイコブ・ロフランド)とともに、彼が見つけたミシシッピ川に浮かぶ島の木の上に引っかかっているボートを見に出かける。胸を躍らせながら木に上りボートの中を見てまわると、そこにはパンや真新しい足跡があり、自分たち以外にもこのボートを見つけた人がいることに気付く。二人が川岸に出たところ、ボートにあった足跡の主・マッドという男(マシュー・マコノヒー)と出会う。マッドの話によると彼はもともとこの辺り出身で、エリスの家の向かいに住むトム・ブランケンシップ(サム・シェパード)のことも知っている上に、トムのことを暗殺者と言う。いわくありげな風体のマッドにネックボーンは警戒心を抱くが、エリスの目には魅力的に映っていた。街では検問が行われていた。そこでエリスはマッドが殺人の容疑で警察や賞金稼ぎに追われていることを知る。マッドはボートを隠れ家にして身を隠していた。そして、幼なじみで最愛の女性ジュニパー(リース・ウィザースプーン)となんとか再会しようとしていた。まさに初めての恋をしているエリスはマッドに肩入れして、二人の愛のため、彼に協力することにする。しかしジュニパーは賞金稼ぎや被害者の兄カーヴァー(ポール・スパークス)から常にマークされており、ジュニパーに近づこうとしたエリスとネックボーンは目をつけられてしまう。さらにジュニパーの不可解な行動、両親の不和、初めての失恋などがエリスの価値観を揺るがしていく……。
「MUD マッド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「MUD マッド」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2013 |
公開年月日 | 2014年1月18日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | Brace Cove Productions=FilmNation Entertainment |
配給 | 東京テアトル=アース・スターエンタテインメント |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 不明 |
コピーライト | (C)2012, Neckbone Productions, LLC. |
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