ナチ刑法175条

なちけいほうひゃくななじゅうごじょう PARAGRAPH 175
上映日
2024年3月23日

製作国
アメリカ

制作年
1999
上映時間
81分

ジャンル
社会派

check解説

1871年に制定され、1994年まで存在した同性愛を禁止するドイツの刑法175条により、ナチス・ドイツで迫害された同性愛者たちを追ったドキュメンタリー。なぜ国家によって同性愛は禁止されたのか。歴史に隠された一面を明らかし、人間の自由と尊厳を問いかける。監督は「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン、ナレーションを「アナザー・カントリー」のルパート・エヴェレットが担当。2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭にて『刑法175条』のタイトルで上映された。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 翻訳者、映画批評
    篠儀直子
    20年以上前の傑作がデジタル・リマスターを機に劇場公開。出演してくれた証言者たちがいまでは全員鬼籍に入っていることを思うと、この作品の意義は一層大きくなる。彼ら... もっと見る
  • 編集者/東北芸術工科大学教授
    菅付雅信
    ドイツで施行されていた同性愛を禁じる「刑法175条」を題材にしたドキュメンタリー。特にナチス支配下で男性同性愛者は激しく弾圧され、収容所に送られたという。そのわ... もっと見る
  • 俳優、映画監督、プロデューサー
    杉野希妃
    ナチが同性愛者を迫害していたという事実をはじめて知った。壮絶な過去を持つ人間が数十年後にその体験を語ってほしいと言われても、そう簡単には語れないだろう。言葉をつ... もっと見る

「ナチ刑法175条」のストーリー

かつてドイツで施行されていた同性愛者を差別する刑法175条。同法により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンが証言。当時、約10万人が捕まり、1万から1.5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験に使われた結果、生存者はおよそ4000人。本作製作時には生存が確認出来たのは僅か10名に満たなかった。強制収容所での体験を告白するハインツ、フランス人ピエールは自分のボーイフレンドが虐殺されるのを目撃、ユダヤ人のガドは地下抵抗組織の指導者としての経験を語る。

「ナチ刑法175条」の映像

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スタッフ
キャスト役名

「ナチ刑法175条」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 アメリカ
製作年 1999
公開年月日 2024年3月23日
上映時間 81分
製作会社 Channel Four Films=Cinemax=HBO Theatrical Documentary
配給 パンドラ
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.pan-dora.co.jp/paragraph175/

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