解説
「LOOPER/ルーパー」を始め、多数の作品で俳優として活躍するジョゼフ・ゴードン=レヴィットが主演・脚本を兼任した初監督作品。ポルノ鑑賞がやめられないプレイボーイの恋模様を、軽快な音楽とユーモアに乗せて描く。共演は「幸せへのキセキ」のスカーレット・ヨハンソン、「メイジーの瞳」のジュリアン・ムーア。
ユーザーレビュー
「ドン・ジョン」のストーリー
鍛えられた身体に甘いルックス、車も部屋も洒落込み、趣味はジムでのトレーニング。家族を大切にして、週末は教会へ。完璧男のジョン・マテーロ(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、毎晩異なる美女を“お持ち帰り”するプレイボーイ。そんな彼を、遊び仲間のボビー(ロブ・ブラウン)とダニー(ジェレミー・ルーク)は“ドン・ジョン”と呼んでいた。だが、相手にも完璧を求めるジョンは、自分好みの女性、理想のセックスを求めて女性との関係を繰り返すものの、どうしても満足できない。彼の理想は、パソコンで見ているポルノのようなセックスだったのだ。ポルノ鑑賞は止まらず、毎週末、教会で“婚前交渉”と“自慰”を懺悔する日々。教会の後には実家で家族と食事。父のジョンSr.(トニー・ダンザ)とはいつも張り合う似た者同士。父子のケンカを仲裁する理想家の母アンジェラ(グレン・ヘドリー)は、息子に素敵な恋人ができることを望んでいた。家族に無関心な妹モニカ(ブリー・ラーソン)は、スマホが手放せない。そんなある日、ジョンはクラブで出会った美女バーバラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目惚れ。しかし、家庭的で堅実、恋に恋するタイプの彼女は、ジョンとは正反対。“この世で一番美しい女性”とのセックスのために、尽くし、我慢し、奮闘するジョン。そして訪れた待望のひと時。しかし、それもポルノには敵わなかった。寝ている間、こっそりポルノサイトにアクセスしていたところ、運悪く起きてきた彼女に見つかってしまう。何とか関係は修復できたかに見えたが、その後もポルノの鑑賞頻度が上がる一方。ある日、夜学の授業の合間にポルノを見ていた彼に、年上の女性エスター(ジュリアン・ムーア)が話しかけてくる。気取らない性格の彼女は、ポルノ鑑賞についても遠慮がない。嫌な部分に踏み込んでくるエスターを煙たがるジョンだったが、この出会いが彼に大きな影響を及ぼすことに……。
「ドン・ジョン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ドン・ジョン」のスペック
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