ディオールと私
でぃおーるとわたし DIOR AND I- 上映日
- 2015年3月14日
- 製作国
- フランス
- 制作年
- 2014
- 上映時間
- 90分
- レーティング
- 一般映画
解説
フランスの老舗ファッション・ブランド、クリスチャン・ディオールのアーティスティック・ディレクターに就任したラフ・シモンズが、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリー。ディオールの宝と称されるメゾンの中枢にあるアトリエの誇り高きお針子たちと、前任者の巨大な影に果敢に立ち向かう若き継承者の果敢な姿を映し出す。監督は「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」で共同監督を務めたフレデリック・チェン。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
ディオールに移籍してきたデザイナーが、ディオールで初めてオートクチュール・コレクションを発表するまで、と発表会を描いた作品。
観るまでは、ディオールと会社の話かと思っていました。
私は、ファッションのことはわからないけど、結局、彼が発表会ができたのも、ディオールで働くお針子さん達の努力で成り立っているのがよくわかる作品。
あと、発表会会場のセッティングにどれだけ金をかけているんだ。
貧乏人の私には、縁の無い世界だけどね。でも、それを支えているのは現場の人たちだからね。
それと、フランスのお針子さん達って、なんで白衣着ているんだろう。他の映画でも、白衣を着ていたよなあ。
「ディオールと私」のストーリー
2012年、空席になっていたディオールのアーティスティック・ディレクターにラフ・シモンズが就任するとの発表は、ファッション業界を驚かせた。彼はベルギー出身、自身の名を冠した男性ブランドやジル・サンダーで活躍していたが“ミニマリスト”として認識され、知名度も低く何よりもオートクチュール界での経験が皆無であった。彼の抜擢は、パリ・ディオールのアトリエで働く経験豊かなお針子たちにとっても新たな挑戦の始まりとなる。通常5~6ヶ月の準備期間が必要とされる中、パリ・コレクションまでに与えられた時間は異例の8週間。シモンズが提案する斬新なアイディアとデザインをもとに、お針子たちが寝る間も惜しんで一枚の布にディオールの魂を吹き込む。カメラは、アトリエ・フロー(ドレス部門)の活動的で陽気なフロレンス・シェエと、アトリエ・テーラー(テーラード部門)の小心者で機転が利くモニク・バイイの二人のお針子に密着する。そんな中、シモンズはノルマンディー地方グランヴィルにあるクリスチャン・ディオールが幼少期に過ごした家を訪れる。ディオールの庭で「回想録を読んでも、お互いの経験の差が埋まらないためにうまく理解できない」「読むのを止めなければならなかった。妙な気分だったが最初のショーが終わるまで読むべきじゃないと思った」と語るシモンズ。やがてパリに戻ったシモンズにはコレクション発表の場所や演出内容の決定、54着のオートクチュールの完成、マスコミ対応についてなど数多くの業務が待っていた……。
「ディオールと私」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ディオールと私」のスペック
基本情報 | |
---|---|
製作国 | フランス |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2015年3月14日 |
上映時間 | 90分 |
配給 | アルシネテラン、オープンセサミ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
コピーライト | (C)CIM Productions |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2015年4月上旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評 「ディオールと私」 |
2015年3月下旬映画業界決算特別号 | UPCOMING 新作紹介 「ディオールと私」 |