解説
2011~2013年に『ジャンプ改』で連載され情報化社会におけるテロリズムが話題となった筒井哲也の同名漫画を、「白ゆき姫殺人事件」「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督が映画化。法では裁けない、あるいは無思慮な言動などのためネット上で炎上した者たちに制裁を下すことを新聞紙製の頭巾を被った姿で予告し実行、やがて社会現象を巻き起こす『シンブンシ』と呼ばれる集団の顛末を描く。脚本を「永遠の0」の林民夫が手がけている。テロリストグループの中心人物を「土竜の唄」「人間失格」の生田斗真が、彼を追うエリート警部を「SPEC」シリーズの戸田恵梨香が演じ、両者の攻防をスピード感たっぷりに映し出す。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
「予告犯」のストーリー
新聞紙で作られた頭巾を被った姿の男(生田斗真)が、集団食中毒を起こしたものの法律の穴を突き開き直る食品加工会社に制裁を加える旨を予告する動画を投稿。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)は、『シンブンシ』と呼ばれる例の制裁を予告する者について捜査を始めるが、食品加工会社の工場が放火され予告の通りになってしまう。それからも無思慮な言動などのためネット上で炎上した者への制裁の予告と実行が度重なり、やり口をまねする者も出現。ついには政治家の殺害を予告する動画までアップされ、『シンブンシ』は社会現象になっていく。
「予告犯」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「予告犯」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2015年6月6日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | 映画「予告犯」製作委員会(製作幹事 TBSテレビ=WOWOW/制作プロダクション WOWOWFILMS=C&Iエンタテインメント) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
コピーライト | (C)2015映画「予告犯」製作委員会 (C)筒井哲也 /集英社 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2015年7月上旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評 「予告犯」 |
2015年6月下旬号 | UPCOMING 新作紹介 「予告犯」 |