ラジウム・シティ 文字盤と放射線・知らされなかった少女たち
らじうむしてぃもじばんとほうしゃせんしらされなかったしょうじょたち RADIUM CITY- 上映日
- 2015年4月13日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 1987
- 上映時間
- 105分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 社会派
解説
1920年代、イリノイ州オタワ市の工場で被曝した女性たちのドキュメンタリー。彼女たちやその家族、オタワの住民たちの証言により、放射能の被害、企業や政府の隠蔽体質など、様々な問題を浮き彫りにする。監督は、TVドキュメンタリー『The Rat Pack』がエミー賞にノミネートされたキャロル・ランガー。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ラジウム・シティ 文字盤と放射線・知らされなかった少女たち」のストーリー
1920年代のアメリカで、ラジウム・ダイヤル社の工場で時計の文字盤に夜光塗料を塗るペインターとして働き、被爆した若い女性たち。ラジウム・ガールズと呼ばれる彼女たちは、筆先をなめて尖らせるよう指導され、その後、腫瘍や骨障害で苦しみ、多くが亡くなる。のちに5人が雇用主を提訴し、長い裁判を経て勝訴したが、ほどなく全員が亡くなった。本作は、内部被曝の存在が広く知られるきっかけとなったラジウム・ガールズたちと、その後の街に生きる人々を描く。かつてラジウム・ダイヤル社の工場で多くの人々が亡くなった、アメリカ中西部のイリノイ州オタワ市。半世紀以上経った今も、取り壊された工場の欠片が町中に散らばり、ホットスポットを生み出している。本作に収められたかつてのラジウム・ガールズやその家族、そしてオタワの住民たちによる証言は、目に見えない放射能による被害、企業や政府の隠蔽体質、恣意的に引き上げられる安全基準値、地域経済における産業と雇用の抱える困難など、様々な問題を浮き彫りにする。そしてそれらは、現代を生きる私たちにとっても決して無縁のことではない。国内外の映画祭で高い評価を受けた本作は、米国のみならず各国のTV局で放映され、アカデミー賞候補と目された。また、米国環境保護庁がオタワの除染作業にスーパーファンド法を適用するきっかけをもたらした。
「ラジウム・シティ 文字盤と放射線・知らされなかった少女たち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ラジウム・シティ 文字盤と放射線・知らされなかった少女たち」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 社会派 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1987 |
公開年月日 | 2015年4月13日 |
上映時間 | 105分 |
製作会社 | Carole Langer Productions |
配給 | boid |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | 白黒・カラー/スタンダード |
音量 | モノラル |
公式サイト | http://www.radiumcity2015.com/ |
コピーライト | “RADIUM CITY” DOCUMENTARY FEATURE FILM (c) 1986 BY CAROLE LANGER |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2015年4月下旬号 | UPCOMING 新作紹介 「ラジウム・シティ 文字盤と放射線・知らされなかった少女たち」 |