解説
家畜王国テキサスを舞台に、持ち主不明の黄金をめぐって強奪合戦を演じる無法者たちの姿を描く西部劇。製作はユーアン・ロイド、監督はサム・ワナメイカー。ルイス・ラムーアの小説「キャットロー」をスコット・フィンチ、J・J・グリフィスが脚本化。撮影はテッド・スケイフ、音楽はロイ・バッド、編集はアラン・キリックが各々担当。出演はユル・ブリンナー、リチャード・クレンナ、レナード・ニモイ、ジョー・アン・プフルーク、ダリア・ラビ、ジェフ・コーリー、マイケル・デラノなど。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
ユル・ブリンナーが終始にこにこして終わった映画。
コメディとしても弱く、ユル・ブリンナーがにこにこしているからコメディなんだなあ、とわかる程度。
この映画、1971年製作で、アメリカではすでにニューシネマが始まっていて、例えば「ソルジャー・ブルー」、「小さな巨人」なんかでインディアン側からの視点の映画が作られている中で、従来のインディアン悪者で描いている。
制作側はどういう意図でこんな映画を作ったのか。時代が70年代なので普通の人達はこんな娯楽映画を求めていたのかな。
それにしても、アメリカとメキシコは簡単に行き来していたんだなあ。この時代に壁を作っておけば良かったのにねえ。トランプさん。ちなみにトランプは壁を作るといって寄付を集めて、それを自分のポッケにいれているんだから。 -
EIGA FAN
「マーベリックの黄金」のストーリー
キャットロー(ユル・ブリンナー)は、牛泥棒と呼ばれ、人々から憎まれていた。彼を逮捕するために、南北戦争で彼と生死を共にした友人でもある保安官のカワン(リチャード・クレンナ)は、牧場主たちが選んだガンマンのミラー(レナード・ニモイ)と後を追っていた。キャットロー一味は、ノガレスからメキシコへと逃げ、メキシコでは持ち主不明の黄金200万ドルを奪取する計画を立てていた。キャットローは町に入ってきた輸送部隊に罠をかけ、黄金を奪って逃げた。カワン、メキシコ軍、ミラーが一味の後を追った。一味は追手をかわすため死の砂漠に逃げこんだが、追跡の手はゆるまず、その上、インディアンの襲撃にあい、まんじどもえの大混戦となった。さすがのキャットローも、カワンの手によって捕えられ、彼とその一味はひとまずヘルモシロの獄につながれ、黄金はメキシコ軍の手で保管されることになった。やがてカワンとキャットローらの旅は始まったが、途中、突然ミラーの襲撃を受け、カワンが傷ついた。キャットローはカワンの銃でミラーを倒し、保安官のバッジを自分の胸につけ、「囚人は俺が送り届けるよ」と去っていった。カワンを恋人に託して。
「マーベリックの黄金」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マーベリックの黄金」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1972年6月18日 |
製作会社 | フロンティアフィルムズ作品 |
配給 | メトロ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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