解説
スティーヴン・キングが自ら脚本を担当して自作を映画化したホラー。ある日突然、携帯電話で話していた人々が凶暴化。周囲の人間を襲い始める。コミック作家のクレイはパニック状態に陥った街を脱出し、別居中の妻子がいるニューハンプシャーを目指すが……。「2012」のジョン・キューザックが製作総指揮と主演を兼任。監督は「パラノーマル・アクティビティ2」のトッド・ウィリアムズ。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「セル」のストーリー
ボストンの空港。コミック作家のクレイ・リデル(ジョン・キューザック)は、携帯電話で別居中の妻シャロンと通話していた。自作のグラフィックノベル『闇夜の旅人』のゲーム化権が売れた嬉しさもあり、息子のジョニーに会えないかと懇願していた最中、バッテリー切れに。やむなく公衆電話でかけ直していたところ、携帯を使う周囲の人々に異変が起こる。頭を抱えて小刻みに震えた後、口から泡を吹きながら、携帯を持っていない人々を襲い始めたのだ。ナイフを持った料理人がクレイに襲い掛かり、携帯で警察に通報しようとした女性も暴徒と化す……。パニック状態の空港から地下鉄構内まで逃げたクレイは、車掌のトム・マッコート(サミュエル・L・ジャクソン)と出会い、地上への脱出に成功。やがて2人はクレイのアパートに辿り着くが、そこでは階上に住む17歳の少女アリス(イザベル・ファーマン)が、“奴ら”と化した母親を殺害していた。“奴ら”に占拠されたボストンから、シャロンとジョニーが住む北へ向かう3人。その途中、昼は鳥の群れのように集い、夜は思考停止する“奴ら”の生態が次第に明らかになる。彼らをひとつにしているのは、何者かが発する“パルス”だった。その後、寄宿舎ガイテン・アカデミーに辿り着いた一行は、“奴ら”の生態を研究するアーダイ校長(ステイシー・キーチ)と生徒のジョーダン(オーウェン・ティーグ)に出会う。その話によると、“奴ら”は凄まじい勢いで進化し続けているという。競技場で寝ている“奴ら”に火を放ち、一網打尽にするクレイたち。新たにジョーダンを加え、再び北へ向かった4人はある日、同じタイミングで赤いパーカーのフードを被った長髪の男に襲われる悪夢を見る。それは、『闇夜の旅人』に登場し、終末を予言するキャラクターだった。果たして、世界は“奴ら”に侵略されてしまうのか?辿り着いた先に待ち受ける恐るべき真実とは……?
「セル」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「セル」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ホラー アクション ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017年2月17日 |
上映時間 | 98分 |
配給 | プレシディオ(協力 松竹) |
レイティング | PG-12 |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://cell-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2014 CELL Film Holdings, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
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