解説
朝鮮王朝実録をモチーフにした官能時代劇。色欲を満たすため国中の美女を王宮に集めるよう命じる国王・燕山君。家臣スンジェは1万人もの美女を召集、女たちは生きるために“王の女”の座を目指し、官能の秘技を肉体に刻み込んでいく。監督は「僕の妻のすべて」のミン・ギュドン。出演は「コンフェッション 友の告白』」のチュ・ジフン、「サイコメトリー 残留思念」のキム・ガンウ、「情愛中毒」のイム・ジヨン。美術を「黒く濁る村」のイ・テフン、音楽を「王になった男」のキム・ジュンソンが担当する。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画・漫画評論家小野耕世原題の漢語を〈姦臣〉というこの映画は、要するに韓国のむかしの権力者が、国じゅうから美女たちを集め、性の奴隷にしようと姦臣たちが調教する話なので、きわどいかっこう... もっと見る
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映画ライター中西愛子王の色欲を満たすため、全国から集められた1万人の美女。官能の秘技やらを教えこまれるスポ根・ミュージカル仕立て(?)の描写は、思わず笑ってしまう珍シーンだが、そん... もっと見る
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映画批評萩野亮李朝時代に実在した色情狂の暴君をモデルにしているということで、日本映画でいうなら「エロ将軍と二十一人の愛妾」(72)みたいなお話である(違う)。このような歴史上... もっと見る
「背徳の王宮」のストーリー
稀代の暴君として知られる朝鮮王朝第10代国王・燕山君(キム・ガンウ)は、その異常な色欲を満たすため、国中の美女を王宮に集めるよう命じる。王の信頼を利用して実権を握ろうとする家臣イム・スンジェ(チュ・ジフン)は、1万人もの美女を強引に召集。女たちは生きるために“王の女”の座を目指し、官能の秘技を肉体に刻み込んでいくのだった。なかでも謎の色香を秘めた娘ダニ(イム・ジヨン)に心惹かれたスンジェは、彼女に王の寵愛を独占させようと特別な教育を施す。一方、王の寵妃チャン・ノクスもまた、野心に満ちた芸妓ソル・チュンメを使い、スンジェの野望を牽制。狂瀾怒濤の王宮の権力争いはますます激しさを増していく……。
「背徳の王宮」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「背徳の王宮」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 歴史劇 ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年3月19日 |
上映時間 | 131分 |
配給 | ツイン |
レイティング | R-18 |
公式サイト | http://haitoku-movie.com/ |
コピーライト | (C)2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved. |
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