偉大なるマルグリット

いだいなるまるぐりっと
上映日
2016年2月27日

製作国
フランス

制作年
2015
上映時間
129分

レーティング
PG-12
ジャンル
ドラマ

check解説

型破りな歌声で人気を博した実在のソプラノ歌手に着想を得たドラマ。歌が生きがいのマルグリットは、自分が音痴だと気づいていなかった。観客の前で歌う喜びに目覚め、夫の理解を得られぬままに、パリでリサイタルを開こうとするが……。監督・脚本は「情痴/アバンチュール」のグザヴィエ・ジャノリ。無邪気な男爵夫人を「大統領の料理人」のカトリーヌ・フロが、夫を「不機嫌なママにメルシィ!」のアンドレ・マルコンが演じる。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画・漫画評論家
    小野耕世
    この映画の試写では笑い声も起きていたが、こんな恐ろしい映画は近ごろ初めてだと感じていた私は、とても笑えなかった。自分の音痴に無自覚で歌い続けるこのヒロインは、勝... もっと見る
  • 映画ライター
    中西愛子
    ヘタうまというのは、時に、説明を超えた魅力に富む。本作はそんな才能で人気を博した実在のオペラ歌手をモデルにしているというが、背景は違うし、夫婦愛が裏テーマにある... もっと見る
  • 映画批評
    荻野亮
    にくめない有産階級者の大音痴をおおらかに笑いとばすカーニバル的喜劇かと思いきや、刃の切っ先をもてあそぶような残酷譚である。無垢な存在を前にした人間の悪意について... もっと見る

「偉大なるマルグリット」のストーリー

1920年、フランス郊外。マルグリット・デュモン男爵夫人の邸宅では、サロン音楽会が開かれていた。貴族たちが大勢招待され、辛口新聞記者ボーモンも紛れ込んでいた。主役のマルグリットが招待客たちの前に登場し、『夜の女王のアリア』を歌いだしたところ、ボーモンはその歌声に唖然とする。彼女は絶句するほどの音痴だった。それでも貴族たちは礼儀に則り拍手喝采。わざと遅れて帰宅した夫の姿もその中にあった。翌朝、心をわし掴みにする声と絶賛するボーモンの評を読んだマルグリットは感激し、お礼を言おうとパリに急ぐ。ボーモンは夫人に近づく魂胆から評を書いたが、無邪気さと大胆さに惹かれたのも事実だった。マルグリットを理解できない夫ジョルジュは、妻の友人と浮気中。マルグリットは、歌とともにこよなく愛する、オペラのヒロインになりきった撮影に夢中になる。ある日、ボーモンはパリで開かれる音楽会への出演をマルグリットに打診。出演をなんとか阻止しようとするジョルジュだったが、執事のマデルボスに止められてしまう。音楽会は大失敗。しかしマルグリットは招待客ではなく聴衆の前で歌う喜びに目覚める。そしてパリでリサイタルを開こうと、オペラ歌手ペッジーニから本格的なボイストレーニングを受け始めるが……。

「偉大なるマルグリット」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「偉大なるマルグリット」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 2015
公開年月日 2016年2月27日
上映時間 129分
配給 キノフィルムズ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.grandemarguerite.com/
コピーライト (C) 2015 – FIDELITE FILMS – FRANCE 3 CINÉMA – SIRENA FILM – SCOPE PICTURES – JOUROR CINÉMA – CN5 PRODUCTIONS – GABRIEL INC.

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