解説
作品毎にセンセーションを巻き起こす鬼才ギャスパー・ノエが、妻子と暮らす青年の回想という形式で、セックスや感情などすべてを包括する“LOVE”を描こうと試みた3D作品。プレミア上映となった2015年カンヌ国際映画祭でも注目を集めた。主演のカール・グルスマンは、ローランド・エメリッヒやニコラス・ウィンディング・レフンなどの新作に出演している期待の新鋭。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「LOVE 3D」のストーリー
1月1日早朝。電話が鳴る。マーフィー(カール・グルスマン)は目覚める。傍には若い妻オミ(クララ・クリスティン)と2歳の息子ギャスパーの姿が。再生した留守番電話から聞こえてきたのは、かつての恋人エレクトラの母の声。心労で声がやつれ、娘から連絡はなかったか知りたがっている。エレクトラ(アオミ・ムヨック)はずっと行方不明なのだ。母親は、娘に何かあったのではないかと心配している。いつまでも雨のやまない1日、マーフィーはアパートにいて、彼の生涯最大の愛を思い返す。エレクトラとの2年間を。いつまでも続くはずだった、駆け引きに満ち、時に行き過ぎた、過ちだらけの、焼けつくような情熱の日々を……。その回想は、心を引き裂かれそうな別れから始まり、エレクトラと共に過ごした愛に溢れた時間が、時計の針を巻き戻すように蘇る。かつて人生のすべてだと思っていた女。情熱、性欲、嫉妬……。様々な感情に振り回され、ぶつかり合い、愛し合った彼女との時間。その回想がやがて2人の出会い、初めてのキス、初めての夜に立ち戻ったとき、男は喪失を抱えて人生を歩んでゆくほかない……。
「LOVE 3D」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「LOVE 3D」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス エロス |
製作国 | フランス ベルギー |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年4月1日 |
上映時間 | 135分 |
配給 | コムストック・グループ(配給協力:クロックワークス) |
レイティング | R-18 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://love-3d-love.com/ |
コピーライト | (C)2015 LES CINEMAS DE LA ZONE . RECTANGLE PRODUCTIONS . WILD BUNCH . RT FEATURES . SCOPE PICTURES . |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2016年4月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 「LOVE 3D」 |
2016年3月下旬映画業界決算特別号 | 「LOVE【3D】」 対談 ギャスパー・エノ「監督」×塚本晋也 映像は聖なるもの。その力を取り戻したいんだ。 |
2016年3月上旬号 | ランダムウォーク 「キネ旬」的 映画の歩き方 ◆それぞれの性、さまざまな愛 「LOVE【3D】」 |